NBOXの車検費用は年数、走行距離で変わります。1回目の車検は新車から3年経過しています。
2回目以降は2年毎になるので
- 2回目の車検は5年経過
- 3回目の車検は7年経過
4回目ですと新車から9年経過したことになります。
9年経過したNBOXの車検では様々な不具合も聞きます。中でもよくある不具合は
- オイル漏れ、オイル下がり、オイル上がり
- ブレーキ鳴きブレーキパッドパッドの磨耗
- ベルト鳴き&亀裂
この3つです。
この他にも4回目の車検で発生しそうな部品とそれにともなう交換工賃など車検費用の目安をこのページでご紹介します。
目次
NBOXの車検で走行距離別の交換部品
Nboxの部品交換時期一覧
- 6000km エンジンオイル
- 12000km オイルフィルター
- 20000km エアコンフィルター
- 30000km スパークプラグとタイヤ
- 40000km バッテリーとブレーキパッド
- 50000km エアーフィルター
- 60000km ファンベルト
- 1年(12ヶ月点検) ワイパーゴム
- 2年(車検) キーレス電池とブレーキオイル
おおまかにピックアップすると以上ですが、ブレーキパッドやタイヤは乗り方によって交換時期にかなりの差がでます。
オイルとワイパーは1年点検(12ヶ月定期点検)のたびに交換時期になります。
ブレーキは高速やバイパスなどの利用が多ければブレーキを使用する回数が減るので走行距離が増加してもブレーキパッドはそれほど消耗しません。
街乗りが多く、近所の買い物しか使わないのでしたら、ブレーキを良く使用しますし、ハンドルも操作する回数が増えますので、ブレーキとタイヤは磨耗しやすいです。
ブレーキやタイヤは故障しますと危険ですので、整備工場が早急に交換した方がよいと判断しましたら必ず交換してください。
あと、キーレスの電池ですが、電池がなくなるとドアが開かなくなりますし、エンジンもかかりません。
NBOXのキーレス電池はお店で購入すると300円程度で安いのですが、交換方法がわからないのと、交換時期が判断できないので、替えない人が多いです。
※お店で交換してもらうと1000円前後かかりますが自分で作業するとケースを破損したり電極プレートを曲げてしまうなど壊してしまう人もいるのでなるべく整備工場で交換して下さい。
キーレスが突然動かなくなると、セキュリティが作動してクラクションが鳴り出す時があるので、2年ごとの車検時に交換することをおすすめします。
NBOX 車検4回目の費用
NBOXの4回目の車検で交換する部品はブレーキパッド、ファンベルト、エンジンオイル、ブレーキフルード、ワイパーゴム、エアコンフィルター、エアーフィルターですが、途中で交換してあれば4回目の車検では交換する必要はありません。
車検参考費用をご紹介しますので見て下さい。
オートバックス車検の場合車検費用内訳 | 金額 |
自賠責保険料 | 17540円 |
重量税 | 6600円 |
印紙代 | 2200円 |
整備費用 | 22000円 |
ACフィルター | 3500円 |
ブレーキオイル | 3500円 |
ワイパーゴム | 1600円 |
キーレス電池 | 1000円 |
ブレーキパッド | 13000円 |
エアーフィルター | 2500円 |
ファンベルト | 8000円 |
エンジンオイル | 3500円 |
合計 | 84940円 |
※詳しくはオートバックス車検費用のページ参考に見て下さい。
4回目の車検となりますと毎年どれほど点検整備をしているかで車検費用は大きく変わります。
次項で部品費用をご紹介します。
NBOXの部品価格と各部品交換基準値
Fブレーキパッド【7200円】 新品8.5mm~9.5mm 限度値1.6mm
ブレーキパッドは前輪だけで4枚使用していますが、全部均等に減るわけではありませんので、残り3mm位になったら推奨交換時期。
オルタネーターベルト【1510円】
ウォーターポンプベルト【1730円】
亀裂や音が出ていなければ時期が来ても交換する必要ない。交換時期目安は5万km程度。
ブレーキシュー(後輪) 新品4.5mm 限度値1.0mm
乗り方にもよるが、一般的に10万km程度は消耗せずに使用できる。
タイヤ空気圧
145/80R13 240kpa(2.45kgf)
155/65R14 220kpa(2.24kgf)
165/55R15 2WD 前輪200kpa(2.04kgf) 後輪180kpa(1.84kgf)
165/55R15 4WD 前輪210kpa(2.14kgf) 後輪180kpa(1.84kgf)
1か月おきに必ず空気圧をチェックする人でしたら、ピッタリの空気圧をおすすめしますが、12か月点検や車検しか見ないようでしたら高めに入れましょう。
ちなみに私の車はプラス50kpaいれてしまいます。
空気圧が多いとタイヤが硬くなるので、少し路面のデコボコを拾って、乗り心地がゴツゴツしますが、タイヤの外べり(タイヤの外側ばかり減る事)がなくなり、均等に減るので、経済的です。
NBOXのタイヤ1本交換は平均で10,000円位(工賃込み)です。参考にして下さい。
そして1番重要だと言われているのがエンジンオイルです。
NBOXのオイル漏れの原因は交換不足
オイル交換やベルト交換などの基本的な交換と定期点検を怠ると機関的な部分は弱ってきます。
最初のうちは部品も新しく、ゴムパッキンなども劣化していないため、オイル交換の期間を過ぎたまま使用しても何も不具合もなく車を使用することができます。
しかし、エンジン内部の汚れは蓄積していきます。
蓄積された汚れは簡単にはとれません。その積み重ねでエンジン音が大きくなったり燃費が悪くなったりします。
そうなった時にオイル交換しても、もう燃費が良くなることはありません。エンジン音も小さくならないかもしれません。
何よりエンジンオイルは燃焼室も潤滑しているので、徐々にガソリンも混ざってきます。ガソリンを含んだエンジンオイルはゴムパッキンにヒビを発生させ「オイル漏れ」「オイル上がり」「オイル下がり」の原因になります。
そうなると費用30万円でエンジンオーバーホールしなくては乗れなくなります。
NBOXではシリンダーヘッドガスケットからのオイル漏れもよく発生していますが、良いオイルを定期的に交換することでオイル漏れを予防する事ができます。
少なくても車検(24ヶ月点検)や1年点検(12ヶ月点検)で、オイル交換はやるようにしましょう。
なお、経済的な車検を考えるならファンベルト交換を自分でやってみるのもいいかもしれません
ファンベルト及びエアコンベルトの交換方法
上の画像はNBOXのベルトの取付イラストです。
左がファンベルト、右がエアコンベルトになります。
まず左図の赤いボルト2個でオルタネーターが止まっていますので、2個とも緩めます。
上が支点になり、下を動かしてベルトを緩めればファンベルトが外れます。
そして次に右図のエアコンベルトを外します。
こちらもエアコンのコンプレッサーを止めている2本のボルトを緩めましょう。
エアコンは下が支点になり、上を動かしてベルトを緩めればエアコンベルトを外すことができます。
2本とも外れましたら新しいベルトをつけます。
ベルトには縦に山がありますので、プーリーの山にしっかり合わせて付けて下さい。
ずれた状態でエンジンを始動しますと切れてしまいます。
あと、ベルトの張りを調整する時も注意が必要です。
バール等でオルタネーターとエアコンのコンプレッサーを動かすと思いますが、バールを入れる箇所はしっかり確認し、力を加えても問題のない所にして下さい。
ウォーターポンプのプーリーやセンサーなどに工具が当たらないようにしましょう。
ガソリンスタンド車検は安いがタイヤ交換は注意
ガソリンを入れてるとガソリンスタンドのスタッフがタイヤチェックをしてくれる時があります。
「ヒビが危険!」「溝が少ないのでスリップしますよ!」など、言われた事があるのではないでしょうか。
私はガソリンスタンドのおすすめは少し強引だと思っています。詳しくない人が「タイヤが危険」だと言われたら交換してしまうのは当然です。
私達のような整備士が見るとまだ交換基準に達していないタイヤでもガソリンスタンドではノルマ達成の為に交換をすすめています。
すすめられるままに交換せずに、ご利用している車検整備工場もしくは、次にご利用する予定の点検整備工場にも確認してもらって下さい。
信頼できる整備工場でも交換をすすめられましたら、見積もりをを出してもらって安い方で交換しましょう。
整備工場は部品や用品の販売より車検台数を増やすことに力を入れていますので、車検時に無駄な交換はすすめないはずです。
オートバックス車検でしたら無理に交換はすすめて来ません。
NBOXをオートバックスで車検見積もりをする
探せば安くできる車検工場はいっぱいあります。
オートバックスの車検は見積もりが無料なので、1度、見積もりだけでも出してもらうといいかもしれません。
※まずはオートバックス車検で見積もりだけのページも参考に見て下さい。
当サイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。 サービス向上の参考にさせていただきたく、アンケートを実施いたしております。お忙しいところ恐れ入りますが、ご協力お願いいたします。 |