パレットのエアコンが効かない修理費用【リコールなら無料で直る】MK21S

*当サイトはプロモーションが含まれています

パレット検索

エアコンが効かないパレットはリコールの可能性も

スズキの軽自動車はエアコンの不具合をよく聞きます。

ワゴンR、ラパンなどはコンプレッサー、エキパンの交換はもはや定番です。

しかし、コンプレッサーやエバポレーターは無償修理やリコールが多く出ているため、修理費用が掛からないので、少し得した気分になります。

軽自動車は女性のユーザーが多いので、意外とエアコンが苦手な方が多く、本当に暑い真夏でなければエアコンを使用しない方が大勢います。

なので、故障しても気が付かず、この程度の冷えが正常だと思っていたと言う方ばかりです。

エアコンがまったく効かなくなった時点でおかしいと気が付く方が大勢います。

 

パレットのエアコン修理は保証延長で対応

パレットの場合、エアコンが無料で修理できる箇所がありますが、リコールではなく保証の延長です。

新車登録から9年以内に修理しないと無償修理対象外になってしまいますので、のんびりしていられません。

少しでも効きが悪ければお付き合いのある整備工場で点検してもらいましょう。

同じスズキ車でもラパンのエアコンの故障はほとんど同じ個所です。ラパンのエアコンが効かないのページも参考にして下さい。

ではパレットのエアコンが効かない原因を見てみましょう。

 

 

パレットのエアコンが冷える仕組み

エバポレーターといっても整備士でなければ、どんな部品かわからないと思います。

まずはカーエアコンの理解を深めるために少しだけエアコンのシステムを説明します。

なお、エアコンの応急処置など、修理系の知識を詳しく知りたい方は「shapro.net」を見ると参考になると思います。

 

コンプレッサー~コンデンサー~エバポレーターに流れる

カーエアコンではガスを利用していますが、車のエアコンシステムはそのガスを凝縮し蒸発させる事をくりかえして室内を冷やしています。

凝縮する作業はコンプレッサーと呼ばれる部品を使用し、蒸発はエキスパンションバルブを使用します。

カーエアコンを使用するとガスをエアコンサイクル内に流していく事になりますが、まずはコンプレッサーを作動させて車両の最前面に装着されているコンデンサーにガスを流し込みます。

コンデンサーでエアコンガスは凝縮されていきます。凝縮されると熱を持ちますので、コンデンサーを外の風で冷やすか、ファンを作動させてコンデンサー内のガス温度を下げます。

そしてある程度冷やされたガスが室内のエバポレーターに流れていきます。

エバポレーターに入る前にエキスパンションバルブを通過します。

 

エキスパンションバルブとは?

エバポレーターにガスが流れる前にエキスパンションバルブと呼ばれる弁を通過しガスが一気に開放されます。

解放されたガスは凍り付いてしまうほど冷たく、エバポレーター全体がとても冷たくなります。

エバポレーターは四角い格子状になっていて格子の線の中にガスが入っているような感じだと思って下さい。

格子上の線以外は空洞なので、そこに空気を通す事ができ、通過した空気はとても冷たくなります。

その空気がエアコンの吹き出し口から室内に出て室内を冷やすという事です。

 

エバポレーターの負担は大きい

以上のように役割のエバポレーターですが、圧縮されたガスを一気に開放する受け側の部分なので負担が大きい箇所になります。

その部分の強度がたりなかったのか、パレットはエバポレーターからガスが漏れする事がとても多いです。

その場合は無料修理の対象になりますので、安心してください。

 

エバポレーター交換費用

万が一保証期間を過ぎてしまった場合、残念ながら有料修理になってしまいます。

エバポレーターは車の前側中央奥にあるため、ハンドルやステレオ、その他にも前に付いているもの全部外し、エバポレーターを交換するという大掛かりな作業です。

交換が終わったらエアコンガスを補充して終わりになりますが、コンプレッサーにも欠陥があるのか、エバポレーターが不良で削れ粉が混入する為なのかわかりませんが、コンプレッサーも同時交換になる場合が多々あります。

 

パレットのエアコン修理費用

パレット 

AC修理費用

エバポレーター 20000円
コンプレッサー 50000円
エアコンガス補充 1000円×2
工賃 40000円
合計 130000円

エアコンはオートバックス車検でチェックがするのがお得

オートバックス車検の見積もり内容

コンプレッサーとエバポレーターを合わせて交換しますと、おおよそ15万円弱の費用がかかります。

15万円と無料の差は大きいですね。

異常を感じましたらすぐに点検してもらいましょう。またこのページ初めて9年保証を知った方、今は良くてもエバポレーターからガスが漏れ始めている可能性があります。

新車から9年以内でしたら念のためエアコンの点検をしてもらって下さい。

なお、保証が切れてしまいましたらとりあえずエアコンのガスを補充してその夏を乗り切るのも1つの手です。

 

エアコンガス補充費用

エアコンガス1本 1000円/1本
工賃 2500円
合計 3500円

エアコンガスは多くても2本までしか入りません。2本の場合の補充費用は下記を参考にして下さい。

エアコンガス2本 2000円
工賃 2500円
合計 4500円

エアコンのガスがかなり少ない場合、補充してもすぐに漏れてしまう事もあります。その場合は漏れ止め剤も併用します。

エアコンガス漏れ止め剤 6000円
エアコンガス2本 2000円
工賃 2500円
合計 10500円

漏れ止め剤を入れても完全に止まるケースは少ないですが、それでも持ちは良くなります。

しかし、コンプレッサーやコンデンサーなども詰まりやすくなるので、できれば漏れ止め剤は使わずに修理しましょう。

もう長く乗らないような場合のみ漏れ止め剤を使用して下さい。

 

カーセンサー保証でも無料修理出来る

カーセンサー掲載店でお車を購入された方は無料で直るかもしれません。詳しくはこちらをご覧ください

中古車の走行距離10万キロ越えのリスク【修理無料のカーセンサー保証で限界突破】
パレットのエバポレーターとエアコンコンプレッサー

 

エアコンガスを確認して漏れを見る方法

エバポレーターは室内の温かい空気を冷たくしますので、冬の窓に付く結露のように水分がエバポレターに付着します。

エアコンを使用してると、どんどん溜まっていきますので、車にはエアコンの水を排出する穴があります。

そこはエバポレーターの入っているケースの下なので、水が出てくるのと同時にガスが漏れていると、そこから油汚れのようにベタベタしています。

水が付いているだけでしたら乾けばサラサラですが、エアコンガスが付いているとベタベタです。

 

エバポレーターの水抜き穴を見る

車の下を覗き込めば見えます。位置は車のステレオ部分より30cm位前の真下の部分に水抜き穴があります。

その付近をしっかり見てベタついていましたら、すぐに整備工場で見てもらいましょう。

他にもラパンのエアコン故障のページにも載せていますが、エアコンガスが漏れて減ってくると風の吹き出し口温度が左右違ってきます。

私の経験上、左右差があれば高い確率でガス漏れしています。

これも判断材料にして見て下さい

 

オートバックスで車検とエアコンガス補充する

エアコンが直ったら、安く車検をとって長く乗りたい所です。

エアコンが効かずに車検が間近でしたらオートバックスがオススメです。

エアコンガス補充+車検は「オートバックス車検」が安くて簡単で安心だと思います。