プリウスのエアコンフィルター交換方法【臭いや冷えも改善させる技】

*当サイトはプロモーションが含まれています

エアコンのスイッチ

ハイブリットカーのプリウスはエンジンが止まって電動モーター駆動時ですと、室内はかなり静かなので、エアコンの風の音やブロワファンの音が響きます。

風量を上げると更に大きくなりますが、エアコンフィルターを交換するだけで、音はだいぶ小さくなるので快適に乗る事ができます。

エアコンフィルターの汚れは音を大きくするだけではありません。

臭いや冷え、バッテリーの消費にも影響します。

何より雑菌や花粉で喘息がでたり花粉症がひどくなって喉が痛くなる!なんてことも。

ここではZVW30のプリウスを使ってエアコンフィルターの交換方法や車内の臭いを消す方法とエアコンの冷えを改善させる方法もご紹介します。

 

エアコンフィルターが汚れると何に悪い?

エアコンのフィルターが汚れて詰まってくると室内を冷やしたり、温めたりするための風が弱くなります。

モーターは正常なので、風は十分送っているのですが、フィルターの目詰まりで出口まで風が流れてこないのです。

その為、室内を早く快適な温度に持っていくために風量が最大になります。

フィルターが詰まっていると、風量最大で、汚れたフィルターを通って風が出てくることになり、その空気が車内全体に広がるので、花粉症の方や喘息のような方とってよい事ではありません。

しかも風量が最大になるとモーター音がかなり大きいので、せっかく静かなプリウスに乗っていても、室内の快適具合が下がります。

また、モーターを多く動かしますので、バッテリーを多く消費するのとモーター自体も劣化してきて、作動音も大きくなります。

 

エアコンフィルターの交換時期

1万キロもしくは2年に1度はフィルターを新品に交換した方がエアコンの内部を守る事にもなります。

できれば車検で毎回交換するのがベストですが、車検費用が高いと走りに影響のないエアコンフィルターをやらない人も多いです。

エアコンフィルターを通った風 プリウス

詰まったフィルターを使い続けるとエバポレーターと呼ばれている内部の部品までもが詰まります。

エバポレーターが詰まると簡単には詰まりを取り除けませんので注意して下さい。

 

エアコンフィルターの交換方法

エアコンフィルターの場所

プリウスのエアコンフィルターは助手席の前に付いています。

小物入れのボックスを外せば簡単に交換できます。

そのボックスも簡単に外れますので、健康のために是非、ご自分で挑戦して見て下さい。

プリウスのグローブボックスのフタを開ける
グローブボックスのフタ

上下にフタが付いていますが、下のフタだけ外せば交換できます。

 

グローブボックスのフタを外す

プリウスのグローボックスダンパーを外す
ダンパー

まず左に付いているダンパーを外します。指で押さえている箇所にささっていますが、引っ張れば簡単に外れます。

この部品はボックスのフタを開けてもゆっくり開くようにする部品です。

これが無いと、フタはバタンっ!と勢いよく開いて、中の物が飛び出てしまいます。

 

プリウスのグローブボックスの両サイドにストッパー
赤丸がストッパー

ダンパーを外しますと、その奥にストッパーが見えます。

写真の赤丸がそうですが、無理やり外す感じで内側に強く押して段差を乗り越えてこちら側フタを引き出してください。

このストッパーは右側にもありますので、同じように外します。

 

プリウス ストッパーを外したグローブボックス
ストッパーが外れた状態

ストッパーが外れるとこのようにフタが落ちてきます。

 

エアコンフィルターの向きに注意

奥の白く光って反射しているのがACフィルターのカバーです。

ここまでくればプリウスのエアコンフィルターは交換できます。

プリウスのエアコンフィルターの蓋を外す
角がフックになっている

両端がフックになっていますので、割らないように気を付けて外してください。

最後に付ける時は押すだけでパチンとフックがはまります。

中のエアコンフィルターは何も固定されていませんので、引き出すだけです。

エアコンフィルターは上下の向きがありますので、気を付けて下さい。

向きはフィルターの側面に記載されています。

 

プリウス エアコンフィルターの交換費用

パレット ACフィルター 交換費用

部品代金 2000円
工賃 1000円
合計 3000円

工賃はご自分で作業すれば必要ありません。

部品代金は高級な活性炭フィルターを着ければ4000円位です。

安くても高くても純正品番に適合するタイプを間違えずに注文しましょう。

ZVW30プリウス純正品番 0986AF5845

車内でタバコを吸う方やペットを乗せる方などは室内の匂いを抑えるためにも高級タイプがおすすめです。

一度、室内に匂いが付いてしまうと、なかなか取れませんので、エアコンフィルターはこまめに交換しましょう。

 

エアコンの臭いを消す方法

まず、エアコンフィルターは交換しますが、エアコンフィルターを外した時に内部洗浄剤を注入します。

フィルターの奥には冷たい風を出すエバポレーターと暖かい風を出すヒーターコアがあります。

風がこの2つの部品を通過する事で冷たい風や暖かい風を出す事ができます。

風が出るまでの流れはブロワファンで風を助手席足元から吸い上げてエアコンフィルターを通過してエバポレーターかヒーターコアの中で温度を変えて車内に出ます。

ということは風が通過するエアコンフィルター、エバポレーター、ヒーターコアの3つが綺麗なら臭いが出ません。

 

エアコンガスの補充や交換で綺麗になる?

エアコンガスの交換で綺麗になるのはコンプレッサーやコンデンサーといったガスが入っている内部だけです。

ガスは外には出ませんので、臭いとは関係なく、冷えに関係してきます。

エアコンが冷えない時にエアコンガスを交換すると冷えるようになったと言う人もいると思いますが、これはエアコンガスを交換したからではなく、交換する事で適量のガスが入ったからエアコンが効くようになっただけです。

基本的にエアコンのガス交換は不要です。

効きが弱い時や臭いをとりたい時は、まずはオートバックスでエアコンを点検してもらうのが簡単で安心だと思います。