車が故障した時、あなたは当然のようにお金がかかると思っていますよね?
しかし、変わった故障や高額な修理になるほどリコールなどの無償修理になるケースがあります。
無償と言う事は無料?お金がかからない?となると整備工場はただ働きになるから持って行くのは失礼?
そんな事はありません。安心して堂々と整備工場に持って行きましょう。
目次
車のリコールとは簡単に説明
車を製造している時点では部品の弱さや設計不具合に気が付かず車が製造されてしまい、その後販売されて大勢のお客様が乗り始めます。
そうなると弱い部品は故障しますので、修理件数が増えてきます。
件数が増えるとメーカーが再チェックして改善した方が良いと判断されればリコールとなり、無料で修理する案内のハガキを車の使用者に送ります。
リコールには早急に対処しないと危険な箇所、急がなくても大丈夫な箇所があります。
どちらにしても案内が届きましたらディーラーに連絡して指示に従って下さい。
ディーラーで買ってない車のリコールはどうする?
ディーラーで購入していなくてもリコールを受ける事ができます。購入したお店に言えばディーラーに予約してくれると思います。
購入店で受けてくれない場合でもリコールのハガキには対応してくれるディーラー店の連絡先がかかれているので直接電話しても受けてくれます。
中古車のリコールはどうする?
中古車で購入した場合のリコールはすでに前の使用者にリコール案内がされている場合がほとんどなので、リコールが済んでいるはずです。
しかし、リコールをせずに乗っていた方もいますが、そういった場合は車検を受ける事でリコール対策が実施されているかどうか教えてもらえます。
ディーラーで車検を受けなくても、リコールは確認してもらえますが、なるべくなら車検専門店のコバックやオートバックス車検など全国的に有名な車検が安心出来ていいと思います。
このページ下でも車体番号を入力すればリコール修理が終わっているか確認できますので見て下さい。
なお中古車で購入した人はディーラーとお付き合いがない人がほとんどです。
そんな人は無料修理だけディーラーに行くなんて気が引けると思いますが安心して下さい。
ディーラーではなくメーカーが無料で修理してくれる
ディーラーは修理代金をメーカーに請求するのでメーカーが無料で修理することになり、ディーラーには申し訳ない気持ちになる必要はありません。
逆にディーラーはクレームでもしっかり請求先がある為、店舗利益になりますので大歓迎です。
しかし、注意しなければならない事もあります。
自動車メンテナンス不足は有料になってしまう場合も
各メーカー、例えばトヨタ、ニッサン、マツダなどの保証はどれも同じようなものです。
リコール、サービスキャンペーン、改善対策、保証延長など、ほとんど同じですが、台車を無料で用意してくれたりですとか、良い所では高級なレンタカーを用意する店など対応は様々です。
そのあたりもディーラーのお店はメーカーに請求するので利益UPでうれしい事です。
遠慮せずに堂々と無料修理をお願いしましょう。
しかし気を付けなければいけないのが、自動車に乗られている方の管理不足で故障してしまった場合です。
例えばオイル交換を定められた距離数で交換を怠り、オイル不足になりエンジンが焼き付いた場合、別の理由でエンジン内部のリコールがあったとしても管理不足は調べればわかってしまいますので、リコールとは違う理由で故障したと判断されて無償修理を受ける事ができなくなります。
保証書に定められた時期の点検や部品交換をしていないと、無料修理対象外になってしまう事がありますので、決められたメンテナンスは必ず行いましょう。
無償修理、リコール、改善対策、サービスキャンペーンの違い
エンドユーザーはこの違いによって変わる事はありませんが、呼び方が違いますので、内容も少し変わってきます。
- リコール 保安基準が満たしていないか、今後満たさなくなる可能性がある箇所をメーカーが申し出でる
- 改善対策 保安基準以外の箇所だが、安全上問題がありそうな箇所をメーカーが申し出る。
- サービスキャンペーン 上記2つ以外で自動車の質を下げるような不具合
どれも無料修理には違いがありませんが、リコールと改善対策は安全にかかわりますので、早く処置した方がよいですね。
そして意外と多いのがサービスキャンペーンです。
ご自分の車が何か不具合を感じるようでしたら1度、サービスキャンペーンを確認してみて下さい。
変わった故障でしたらサービスキャンペーンの可能性が高いです。
自動車メーカー別 無償修理検索
下のサイトにアクセスし、車検証に記載されている車体番号を入力すれば、リコール、改善対策、サービスキャンペーンが当てはまるか確認できます。
保証延長といった特殊な無料修理もある
先ほど紹介した以外に保険の延長というものがあります。
新車から6年保証の箇所が9年に延長されている事が多いです。
これはリコール検索してもでてきませんので、上記サイトを隅々まで見て対象かどうか探します。
もしご自分の車の修理代金が6万円などの見積もりが出た場合、整備工場も見落としている場合がありますので、ご自分でメーカーサイトにアクセスし、確認することをおすすめします。
なお、カーセンサー掲載店で購入している場合はカーセンサー保証に入っている場合があります。
カーセンサー保証は多くの修理が対象なので無料で直るかもしれません。
カーセンサー保証対象を間違えている!ページも参考に見て下さい。