まだまだ知名度が低い楽天Car車買取のオークション。
「カープライス」「楽天Carオークション」「楽天Car車買取」など名称が変更されていますが、現在は楽天Car車買取と言います。
「高く売れる!」と評判がとても良いですが、気軽にオークションに出品しても大丈夫なのでしょうか。
こちらはユーカーパックで実際に売ってみたページです。
ここでは違約金や減額が発生するトラブルを中心にご紹介していくので、出品前に見て安全に取引しましょう。
目次
楽天Car車買取はオークション
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)は楽天カー株式会社が運営する中古車ライブオークションサイトです。
インターネットから申込みをすると、査定~出品、オークション落札、車の引き渡し、書類管理、入金まで全て楽天カーが行うのでとても簡単にオークションを体験できます。
次項で少し具体的に紹介します。
料金表査定料 | 無料 |
出品料 | 無料 |
売約手数料(通常出品) | 22,000円 |
売約手数料(セルフ出品) | 11,000円 |
陸送費 | 無料 |
査定後キャンセル料 | 10,000円 |
オークションで売れた場合のみ22,000円か11,000円のどちらかがかかります。
このオークションの仕組みや料金はUSSオートオークションやアイオークなどの業者専用オートオークションにとても似ているので安心してご利用できます。
楽天カーオークションの流れ
楽天カーオークションサイトから申込みしますが、知識がなくても簡単に出品できます。
申込みから入金までの流れを1つ1つ仕組みとともに解説していきます。
①WEB申込みスタート
メーカー名、車種名、年式を入力してスタートボタンを押します。
この時点ではまだ個人情報は発信されませんので安心してスタートして下さい。
予め車検証をコピーするかスマホで写真を撮っておくと後々便利です。
②査定後、相場を聞き最低落札価格を検討
主に修復歴、機能箇所、傷をチェックします。
ネット上でオークション参加者に見せるので写真も撮ります。
セルフ出品というパターンでオークションに出品する事もできます。
セルフ出品とはご自分で写真を撮って、状態を入力します。
セルフ出品にすると成約料が1万円安くなります。
いずれ場合も出品同意書にサインする必要があります。
査定後のキャンセルは違約金1万円。キャンセルは査定前に!
③開催日にオークション出品(参考動画あり)
最低落札価格と車両引き渡し日程が決まりましたらライブオークションに出品できます。
※最低落札価格とは、車両価格のほか、消費税、自動車税未経過分相当額、リサイクル預託金を含む希望売却金額をいいます。
オークション開催日は毎週火曜日と金曜日の午後です。
1台1分程度でオークションは終わってしまうので無駄な時間はありません。
開催日はショートメッセージ(SMS)かメールでお知らせが来るので確認して下さい。
スマホやパソコンでオークションがリアルタイムで見れます。
オークション開催日は毎週火曜日と金曜日の午後。1台2分程度でオークションは終わってしまうので見落とし注意。
④オークション終了
最低落札価格以上の場合は売却確定。
最低落札価格まで上がらなければ一番高い金額を入れた中古車販売店と交渉するかキャンセルするか選べます。
この場合のキャンセルは無料です。
売れた場合はショートメッセージかメールで電子契約書が送られてくるので、契約手続きをして下さい。
再出品は基本的に不可。売れなかった場合は、再度、申込みする必要があります。再出品可能なオークションはユーカーパックです。ユーカーパックもとても良いオークションです。
⑤必要書類の発送
楽天Car車買取から必要書類が送られてきますので、記名と印鑑を押して返送して下さい。
主な書類は下記6つです。
- 譲渡証に所有者の記名、実印
- 所有者の印鑑証明書
- 車検証
- 自賠責保険証
- 納税証明書
- リサイクル券
申込みした方が車検証の所有者でない場合は、上記書類をあらかじめ用意しておかないと期日に間に合わない場合があるので注意して下さい。
書類返送期日は車両引き渡しから5日以内。
⑥お車引き渡し
陸送業者から直接連絡がくるので、日程を打ち合わせして下さい。
9時~17時の間で引き渡しをするのが一般的です。
引取時間は2時間程度の余裕ある方がいいです。
例)9時~11時の間に到着
付属品は車内に載せて下さい。
引き渡し時は必ず誰かが立ち会いしなければなりません。
⑦入金日程
車と必要書類が確認できた後に振り込まれます。
不備がなければ車と書類が届いた日から7日以内に支払いが完了します。
売約手数料が引かれて振り込まれます。支払いは銀行振込みのみです。
楽天Car車買取オークションは思った以上に簡単で、そして高く売れます。
違約金や減額するトラブル
オークションを利用して違約金(減額)が発生するトラブルと対処法をまとめました。
違約金一覧
違約金10,000円 |
利用者が利用者の都合により検査完了後に本オークションへの出品を取りやめる場合。 |
査定する前ならキャンセル無料です。しかし、査定日にキャンセルなどはオークションアドバイザーに迷惑がかかるので気を付けて下さい。
違約金10,000円 |
お車が売れて、引渡日時決定後に、出品者の都合で引渡日時の変更を希望する場合は、2営業日前までなら、違約金を支払えば、引渡日時の変更をすることが可能。 |
日時を決定すると色々な業者が関わってきます。変更すると手間が多くかかるので費用が発生します。
違約金50,000円 |
出品者の都合で、車両引渡期限までに車両を引き渡すことができない場合。 |
売約成立後はあまり車に乗らずに保管しておいた方が安心です。
違約金20,000円 |
購入業者の売買契約解除した場合、契約解除の理由が検査・出品時の虚偽申告、出品から引渡しまでに車に傷が付いた場合や輸送時に発生した不具合など |
こちらも契約成立後は車を保管しておく事が大事です。状態もなるべく細かく申告してオークションに出品すればトラブル防止に繋がります。
違約金100,000円 |
売買契約成立後、引渡期間内に対象自動車及び必要書類を引き渡さない場合で、何か問題があって規約違反があると契約解除する。 |
車の所有者の同意をもらわずに出品してしまうなど注意して下さい。
違約金10,000円 |
交通反則金の納付等の遅れによって名義変更可能な状態にする期限が過ぎた場合。 |
かなり前の交通違反も関係してきます。気を付けて下さい。
違約金も色々ありますが、担当者がしっかりサポートし、事前にアドバイスがもらえるので普通に利用していれば違約金が発生するようなトラブルはありません。
もう少しソフトな感じでオークションを楽しめるのはユーカーパックというオークションです。
楽天Car車買取の口コミ体験談
楽天Car車買取カーオークションを利用した人の体験談をご紹介します。
楽天カーオークションは安い?
口コミ“正直な所、一番はやっぱり金額が想像以上に伸びたといのうのが本音ですね。でも、オークションだとやっぱり金額が伸びるんだと思いましたしね。素晴らしいシステムだと思います。 |
“楽天カーオークションに2020年2月に査定してもらい、あまりに安買ったので売るのを辞めて、その後2020年7月に某大手買取業者に査定してもらったら、楽天カーオークションの価格よりも90万高く買い取ってもらえました。 |
“買取会社からの入札はあまり伸びませんでした。ただ普通に売るよりは良い買取価格が提示された |
オークションは欲しい業者が重なれば競り上がるので高く売れるといったメリットがあります。
欲しい業者がいないと安い時があるのがデメリットですが、最低落札価格以上にならなければ売らずに他店で査定する事ができるので、楽天Carオークションはそれほどリスクはありません。
楽天カーオークションは売れない?
口コミ“落札されませんでしたが、電話がかかってきて、「どうしますか?」売らないことを告げると「●●万円ならどうですか?」「手元にいくら残ればいいんですか?」と最終入札価格より5万円程度高い金額で買い取ることを提案されました。え?これって本当にオークション? |
“オークションなので、最初高めで出して入札が無ければ次回開催日から価格を下げて再出品という流れを想像してしまうと思いますが、『それは出来ません』とのこと。 つまり、 ※オークション出品は一回のみ。 ※売りたいなら売れる金額を設定しろ。 |
中古車販売店が利用する業者専用オートオークションは1回の出品の成約率は約60%です。
出品車両の約半分は1回では売れていません。
楽天カーオークションも業者オークションとほとんど同じ仕組みなので、成約率もあまり変わりません。
平均で2回出品すると売れるオークションなので、1回しか利用できない楽天カーオークションでは2人に1人は売れないのが現状です。
似た仕組みのユーカーパックでしたら再出品可能なので売れる可能性が高いのかもしれません。
下記は公式サイトのお客様の声ですが、「査定翌日には結果が出た」という方もいます。
このように中古車相場とかけ離れた金額でなければ、売れます。しかも査定日翌日に!
一括査定と楽天カーを比較
口コミ“楽天カーオークションで最低希望価格にならなかったので、交渉せず潔くキャンセル。その後、オークションで競り合った金額プラス数万円高い希望を出して一括査定で売却。どの店も楽天カーオークションより少しだけ高かった。 |
“オークションで売れず、なおかつ再出品ができなかったので、一括査定にした。希望額で売れたが、オークションで欲しい人がいればもっと値段が上がったと思う。 |
“一括査定って本当ありえないくらい電話かかってくるんですよね。1日に100件くらい電話がなりっぱなし。で、試しに電話に出てみたんですけど、ユーザ都合ではなく、今ならすぐいけますけど時間作ってくださいみたいに、グイグイ向こうから来るから、そんな所に売りたいと思えないじゃないですか。その点、カープライスさんは私の都合を聞いて、日程調整していただいたのは嬉しかったですね。また、メール対応がしっかりしていて、とても好印象でした。※カープライスは楽天Carオークションに名称が変更されました。 |
楽天カーオークションは再出品できないので、難易度が高めですが、ここでは妥協せずに、希望額で売れなかったら一括査定といった流れは賢い選択だと思います。
一括査定はコツが必要です。
楽天カー車買取オークションの評判
全体的に評判は良いですが、オークションは一般人ではあまり経験したことのない仕組みなので評判自体が少なく、良いかどうかわかりません。
まずはツイッターの評判をご覧ください。
楽天カーオークションのツイッター
楽天カーオークションで車を売却したんですが、ディーラー下取りより9万高く売れた上に、キャンペーンの楽天ポイントと、ハピタスで14000ポイントもゲットできました🤗🌈
ディーラーも結構頑張ってくれて最終的に10万ほど上げてくれたんですが…😅
出品手数料だけ22000円かかります pic.twitter.com/yKk0DibigZ
— ゆうこ (@911_kam) June 27, 2022
楽天カーオークションは電話してくるくせにこっちから電話すると全くつながらないからクソです
— ヨ マ さ ん オフパケⅡ待ち (@Blem_LMG) September 19, 2022
車の売却方法
1ガリバー査定
2ビッグモーター査定
3 1.2で高い方の額に11.2万円乗せて楽天カーオークションへ何故か?楽天カーオークションの出品手数料2.2万円だからオークション参加者は下取り業者の査定を9万円高く見積もる可能性上昇
結果 6年前のアルファード 85パーセントで売れました。😁
— 凡鍵 Bonkagi (@bonkagi) September 28, 2022
新車の納車日が決まったので今の車を買取査定に出しました。
・下取り 65万
・ディーラー 90万
・買取A 94.5万
・買取B 96万
・オークション 98.4万車の売却は初めての経験ですが、各社の営業手法が分かって有意義でした。最終的には楽天カーオークションで手数料後で最高値での成約となりました😄 pic.twitter.com/t5gkvp87VF
— 幕張ーマン (@MAKUHARI_BASE) November 17, 2020
10年以上乗った車を楽天カーオークションに出品したら、想定していた金額の倍以上の金額で売れてびっくりですわ。
— Shin (@oidoncircle) October 12, 2021
z34 を楽天カープライスというネットオークションで売ってネットで見つけたワーゲンポロを購入。
従来の車屋での下取りや買取と比較したらオークションで売ったほうが20万高く売れたから、みんなにもこの方式を勧めます。
ほんとは大きな車が欲しかったけど
車庫に入れるのにキツイのでこれにした。 pic.twitter.com/JxvkP26TGx— 横井小一 (@qiz3gw) January 17, 2020
高く売った人に共通しているのは、事前に一括査定などで買取店の最高価格を知っている人です。
コツは一括査定の最高価格に楽天の手数料22,000円をプラスした価格を売り切り価格に設定して出品すると高く売れるようです。
しかし、高く売れれば何でもいい訳ではありません。
デメリットもご覧ください。
楽天カーオークションのデメリット
車を高く買うといったCMで有名なガリバーやビッグモーターは買取した車を展示車にするか業者オークションに出品するかどちらかです。
基本は買取した車に2割上乗せして展示し、数か月売れなければ数万円展示価格を下げます。
更に売れない場合は業者オークションに出品します。
なので買取専門店は業者オークション価格より高く買取する事はありません。
楽天カーオークションは業者オークションとほとんど同じなので、買取専門店を通さずにオークションに出品すれば、よりは高く売れるはずです。
しかし重大なデメリットがあります。
デメリットは再出品ができない事!
デメリットを見る前に中古車販売の仕組みを知ると分かりやすいと思います。
中古車販売の仕組み中古車販売店はお客様と長い付き合いで信頼されると展示場にはない車を探して欲しいと言われます。
そこで中古車販売店は業者専用オークションで探し、希望の車があれば落札します。
落札した車は陸送で運ばれて整備、名義変更をして納車します。
ここまでが中古車販売の流れですが、全国の中古車販売店やディーラーも同じようにお客様から捜して欲しいと言われるとオークションから探すので、オークションを利用する会社の数は膨大です。
欲しい車を狙っている業者は何人もいますが、落札できるのはたった1社。
落札できなかった業者は次の出品を待ちますが、お客様は欲しい車をそう長くは待てませんので、落札できるようにお客様と交渉して値上げします。
そういった流れから欲しい業者が2社以上いればとてつもなく高く売れるオークションです。
しかし、毎回その車を欲しい業者が2社以上いるわけではないので、タイミング次第で高く売れたり売れなかったりするのがオークションですが、残念なことに楽天カーオークションは1回しか出品できないのです。
何回か出品すれば、間違いなく高く売れるのですが、楽天カーオークションではできません。
出品者にとって最大のデメリットは再出品できないこと!
再出品できない仕組みですが、実はこれには裏があり、最低落札価格に届かない場合、セリ上がった金額で中古車販売店と出品者が交渉できるのです。
この交渉は素人相手のオークションなので最低落札価格が中古車相場とかけ離れている場合を考慮して、中古車販売店が相場で買えるようにする救済措置なのです。
なので、結局は最低でも「一般的な買取相場で売れる」と言った出品者の助け舟もでているので誰も損はしないようにできています。
楽天カー車買取オークションは売れない場合が多いですが、ユーカーパックというオークションサイトなら仕組みがしっかりしているので高確率で売れます。