スパークプラグ【交換時期・費用・機能・解説】

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自動車のスパークプラグについて解説していきます。

 

スパークプラグとは

基本情報を紹介します。

装着場所&名称

エンジンのシリンダー上部に装着しています。点火プラグとも呼ばれます。

通常、1つのシリンダーに対して1つのスパークプラグを装着しますが、ホンダ車などは完全燃焼をさせるために2つ使用している車もあります。

早く(2年2万キロ)に交換しなければいけないプラグは交換しやすい場所に付いています。

逆にイリジウムプラグ長寿命タイプでしたらあまり交換しませんので、交換するのが大変な場所についています。

特徴

—-NGK参考画像—-

接地電極(マイナス)と中心電極(プラス)の電極間に高電圧をかけることで火花を発生させ、ガソリンに着火しエンジンが動きます。

スパークプラグはエンジンを作動させるのに大事な役割をもっています。

エンジン不調の原因でもっとも多いのがスパークプラグの故障です。

スパークプラグの寿命を超えて使用している車がとても多く、定められた交換時期に交換していれば故障することはほとんどありません。

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スパークプラグの役割

—-NGK参考動画—-

スパークプラグはエンジンを始動するのにかせません。

始動した後もエンジンを動かし続けるにはスパークプラグが絶えず決められたタイミングで点火する必要があります。

スパークプラグだけではエンジンを動かし続ける事は出来ませんが、必ず必要な部品です。

車のエンジンには3本~6本程度のスパークプラグを使用していますが、1本でも故障すると車の調子が悪くなります。

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スパークプラグの交換時期

製品によって交換時期は変わります。

軽自動車と普通車は同じ速度で走行してもエンジン回転数は軽自動車の方が高いので、軽自動車の方が交換時期が早くなります。

推奨交換時期

ノーマルプラグ

  • 軽自動車 2万km
  • 普通車  3万km

 

長寿命タイプ(イリジウムMAXなど)

  • 軽自動車 7万km
  • 普通車  12万km

—-NGK参考画像—-

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スパークプラグの交換費用

スパークプラグの部品代と工賃を合わせた総費用を紹介します。

ノーマルプラグ

  • 軽自動車 4000円
  • 普通車  6000円

 

長寿命タイプ(イリジウムMAXなど)

  • 軽自動車 8000円
  • 普通車  10000円

車のプラグが元々10万kmや20万kmまで点検交換不要のタイプはスパークプラグを容易に交換できません。

その場合は工賃だけで1万円程度かかることもあります。

 

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故障するとどうなるのか

スパークプラグのどこが故障するかで、車に表れる症状も変わります。

電極部分の消耗

電極部分が消耗してきますとギャップ(電極隙間)が広がり正常な場所で火花が飛びません。

その為、エンジン不調が加速不良になり、最悪の場合、エンジンがかからなくなります。

スス溜まり(カーボン付着)

エンジンのセンサー系統の異常や燃料系統の異常がある時にスパークプラグにカーボンが付着します。

一般的に「かぶる」とも言われます。

カーボン付着によって、電極部以外に電気が流れやすくなってしまいます。

その為、スパークプラグの火花が小さくなり、エンジン始動時間が長くなったり、スピードが出にくくなったりします。

センサー等の異常がなければ単純にプラグの寿命が考えられます。

点火リーク

絶縁部分から火花が飛んでしまう故障です。

シリンダー内に何らかの異常でオイルや水が侵入してプラグに付着し、高温になり、絶縁体から火花が漏れます。

電極部が溶けたり、絶縁体が破損したりします。

破損はピストンやシリンダーを傷つけるので、重大な故障に繋がります。

—-NGK参考動画—-

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まとめ

整備士がスパークプラグを見ると車がどんな状態かわかると言われています。

スパークプラグはガソリンに火を着ける大事な部品ですが、整備士にとっては車の健康状態を図る部品でもあります。

車の走りがおかしければまずはスパークプラグを疑い、交換してから、故障診断がスタートします。

決められた時期にスパークプラグを交換すれば、時間も費用も無駄にはならないでしょう。