エンジンがかからない原因【10の症状~対処法】1位バッテリー上り、2位は

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朝、車に乗り込み、エンジンをかけようとスタートボタンを押してもエンジンがかからない!

朝はほとんどの人が急いでいると思います。

急いでないとしても、出掛けようとしてエンジンがかからないと困りますね。

どうしよう、なんで?遅刻しちゃう!最悪。

 

などと車の中で叫んでいませんか?

エンジンがかからない(始動しない)のには様々な原因がありますが、その第1位はバッテリー上がりです。

バッテリー上がりも含め、エンジン始動不良の原因と対処法を紹介します。

その前に、こちらを確認↓

最初に確認する事
  • キーが車内にある(プッシュスタート式車)
  • スペアキーではない(セキュリティ付き車)
  • クラッチを踏んでいる(MT車)
  • ブレーキペダルを強く踏んでいる(AT車)
  • シフトレバーがPの位置にある(AT車)

この5点はエンジンをかける最低条件です。

それでもエンジンがかからなければ、下を見ていきましょう。

 

【第1位】バッテリー上り

画像)ダイハツ ムーヴ

【症状】

エンジンキーを回すかスタートボタンを押しても無反応もしくは「カチカチカチカチ」といった音がするだけでかからない。

【見極めポイント】

正常時、エンジン始動前(キーONの状態)はメーター内の様々なランプが点灯します。

まったくつかなければ完全にバッテリー上がりです。

ランプが点灯している場合、次に確認する事があります。

エンジンをかける位置にキーを回した時(キュルキュルといったクランキング作動時)にメーター内のランプが暗くなるか見て下さい。

少しでも暗くなればバッテリー上がりの可能性が強いです。

まったく暗くならなければ、違う原因でエンジンがかからないことが考えられますので、他の項目を参考にして下さい。

【対処法】

バッテリーが弱っている程度でしたらバッテリーを暖めるとエンジンがかかる場合があります。

ボンネットを開けて日光を当てて少し暖めて下さい。

それでもかからないようでしたら、ブースターケーブルで他の車のバッテリーと繋がなければかかりません。


相手の車のエンジンはかけた状態で、相手の車のバッテリーのプラスと自分の車のバッテリーのプラスを赤いケーブルで繋ぎます。

次に相手のマイナスと自分の車のマイナスを黒いケーブルで繋ぎます。

「バチッ」と音が出るかもしれませんが、プラスとマイナスを間違えてなければ大丈夫です。

繋ぎましたら、キーを回してエンジンをかけます。

バッテリーが弱り過ぎているとなかなかかかりませんが、10秒以上キーを回さないで下さい。

ケーブルが熱くなって燃えてしまうことがあります。

かからない場合はケーブルを時々手で触って熱くならない程度に休憩しながらキーを回して下さい。

バッテリーがかなり弱っている場合は、ブースターケーブルを繋いだまま、10分程度放置します。

その間、相手の車(エンジンがかかる方)はシフトレバーをパーキングに入れた状態でアクセルペダルを踏み、エンジン回転数を2500位に保ちます。

回転数を上げる事で発電量を増やし、より多くの電気をダメなバッテリーに送っています。

その後、もう一度エンジンをかけてみてください。

 

それでもかからない場合の最終手段

  1. バッテリーのプラス端子とマイナス端子を10ミリのスパナを使って完全に切り離します。
  2. バッテリー側ではなく、配線側の「プラスとマイナス」ににブースターケーブルを繋ぎます。
  3. 正常な方のエンジンをかけます。
  4. バッテリー上りの車のエンジンキーを回してエンジンをかけます。
画像)ダイハツ ミラ

これでエンジンはかかると思いますので、かかったら切り離した配線をバッテリーに付けて元に戻します。

なぜ、このような面倒な作業をするのかと言いますと、完全にダメになったバッテリーはブースターを繋いでも、全て電気を吸収してエンジンをかけるモーターまで電気を流してくれません。

なので、思い切ってダメなバッテリーを切り離して、直接つなぐとエンジンはかかります。

この方法は少し難しい作業なので、経験者でなければ難しいかもしれませんが、どうしてもエンジンをかけたい時はお試し下さい。

整備士
寒いとバッテリーが上がりやすいです。寒くなる前に1度点検しましょう。

 

 

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【第2位】セルモーターの故障

画像)ダイハツ ミライース

【症状】

エンジンキーを回すかエンジンスタートボタンを押しても無反応もしくはモーター音(キュルキュル音)がゆっくりか、「カチン」と1回だけ音が出るといった症状です。

【見極めポイント】

バッテリー上がりと似た症状がでますが、「カチン」と1回だけ音が出るようでしたらほぼセルモーターの故障で間違いないでしょう。

セルモーターの故障の場合、バッテリー上がりとは逆でエンジンが温まっている時はかからず、冷えるとエンジンがかかる場合が多いです。

ブースターケーブルをつないでも症状が変わらなければセルモーターの故障を疑います。

もう1つの判断方法としてステレオやライト類の機能を見ます。

正常に機能してるようならバッテリーよりセルモーターの可能性が高いです。

【対処法】

冷えるとかかりやすいので、ボンネットを開けエンジンを冷やします。

その他にはセルモーターに振動を与えると一時的にかかる事がありますので、セルモーターがどれかわかれば、棒でコツコツ叩いてからエンジンキーを回して下さい。

画像)トヨタ ハイエース


出来れば1人はコツコツ叩いて、もう1人がエンジンスタートキーを回すとかかりやすいです。

画像)トヨタ ハイエース

かかった場合、エンジンを切るとまたかからなくなると思いますので、そのまま整備工場まで運びましょう。

ブースターケーブルを繋ぐのも1つの手です。

電圧を上げると内部で変化が起きてかかることもあります。

 

整備士
セルモーター故障とバッテリー上がりは似ています。まずはバッテリーの点検をしましょう。

 

 

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【第3位】シフトポジション不良

【症状】

エンジンスイッチ及びエンジンキーを回しても全く反応しない。本当に無反応です。

【見極めポイント】

エンジンスタートキーを回しても本当に無反応です。

バッテリー上がりと勘違いしやすいですが、メーター内のランプやルームランプが明るく点灯するので、バッテリーは正常と判断できそうです。

実際にシフトレバーを前後に揺すったり、ニュートラルポジションに動かしてからエンジンキーを回してエンジンがかかればシフトポジションの異常です。

【対処法】

エンジンをかけるにはシフトがPかNになっている必要があります。


坂道に停車してるとシフトポジションがずれてPから外れていると車両が感知してかからないとこがあります。

そういった場合は、先程の説明のようにシフトレバーを操作してからエンジンキーを回して下さい。

シフトポジションを感知しているセンサーが壊れてしまっていると、その場ではエンジンをかけることができないので、レッカーサービスを利用して下さい。

整備士
キーonの状態でブレーキペダルを踏むとシフトレバーを動かしてP~Nに移動できます。

カーセンサー加盟店でお車を購入していると保証に加入している場合があります。保証に入っていればほとんどの修理は無料になります。

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【第4位】キーレスが動かない

画像)スズキ ラパン

【症状】

※スマートキータイプのプッシュスタート式でお伝えします。スマートキーとは鍵を使わずにボタンを押してエンジンを始動するタイプです。消ゴムのような箱形のキーが主流です。

キーレスが故障するとキーがon状態にはなるのにエンジンはかかりません。

【見極めポイント】

エンジンをかけようとしてスイッチを押してもキーがoff状態になってしまう場合はブレーキペダルの踏み込みが浅いなど、別の理由がありそうです。

ブレーキペダルをしっかり踏み込み、エンジンスタートボタンを押すとエンジンはかからずにメーター内の鍵の形をしたランプが点滅しているようでしたらスマートキーの異常が考えられます。

【対処法】

スマートキー本体の先端をスタートボタンに触れさせて下さい。

そのままブレーキペダルを踏みながらプッシュボタンを押すとエンジンがかかります。

このような場合はスマートキーの故障の前に電池不足を疑います。

スマートキーの電池交換は特別な技術はいりません。セットアップも必要ないので簡単にできます。

コンビニなどでも売っているボタン電池です。

CR2023などの番号が電池に書いてありますので、同じ番号で交換しましょう。

プラスとマイナスを間違えないように外す前に向きを覚えておくことが大事です。

車の査定額がわかります。参考にどうぞ!

整備士
スマートキーの電池は2年に1度は交換しましょう

 

 

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【第5位】燃料ポンプの故障

【症状】

エンジンキーを回すとクランキングはしますが、エンジンはかかりません。

クランキングとはエンジン始動時にセルモーターでエンジンを回すことで、キーを回した時に「キュルキュルキュル」といった音がします。

【見極めポイント】

燃料ポンプが故障するとエンジンはかかりません。

調子が悪くなることもなく、調子よくかかるか、まったくかからないかどちらかです。

エンジンの調子が悪くなってエンストした後にかからないなどは、燃料ポンプ以外の故障が考えられます。

その他に燃料ポンプ以外の故障でエンジンがかからない時は、マフラーの出口からガソリンの臭いがします。

ガソリンの臭いがしなければ、燃料ポンプの故障の可能性が高いでしょう。

【対処法】

リヤシートの座面下に燃料ポンプが付いています。

振動を与えると一時的にエンジンがかかることがあるので、車体を揺すったりコツコツ叩くのが効果的です。

リヤシートは座面前方を上に引っ張るだけで外れる車が多いです。

外して振動を与えるとエンジンがかかるかもしれません。

しかし、ガソリンは引火すると危険ですので、注意が必要です。

整備士
センサー系統が故障しても燃料ポンプを止めてしいます。正確な判断は故障診断が必要になります


 

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【第6位】ステアリングロックが解除しない

画像)ニッサン フーガ

【症状】

エンジンキーが回らない。

エンジンスタートボタンを押しても反応しない。

【見極めポイント】

ステアリングを左右に回そうとしても何かに当たってるような感じで動かない。

【対処法】

ステアリングロックを解除すればエンジンがかかるので、まずは少し強めにハンドルを左に回転させるように回そうとしてみてください。

少しだけ左に回りますので、その状態でエンジンキーを回して下さい。

それでもエンジンキーが回らないようでしたら、シフトロックが故障しています。

プッシュスタート式の車はエンジンを切ってドアを開けると自動でハンドルがロックされます。

ロックされなければ、故障してるので、エンジンはかかりません。

シフトロックは車のセキュリティ部品です。

セキュリティ関連の部品がおかしな動きをするとエンジン始動を制御します。

スズキ車のソリオやパレットなどもステアリングロックのリコールが出てましたので、確認してみて下さい。

ここで車体番号を入れるとスズキリコール対象かわかります

整備士
シフトロックは引っ掛かってる事が多く、ハンドル振ると直ることがあります

 

 

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【第7位】スロットルバルブの故障

画像)スズキ ラパン
【症状】

エンジンがかかりそうでかからない、1度はかかるがすぐにエンストする。

エンジン始動直後、アイドリングが不安定になり、エンジン回転が上昇する。

【見極めポイント】

アクセルペダルを踏みながらかけたりするとかかる事があるようです。

何とかエンジンが始動して温まると調子が良くなることもあります。

エンジンがかかってもアイドリング回転数が低かったり、回転数が上下するハンチングなども発生します。

【対処法】

スロットル内にカーボンが蓄積するとエンジンがかからなくなったりします。

予防は時々、高速走行などで、吸入空気を増やしてカーボンを飛ばします。

燃料タンクの添加材も効果的ですが、燃料の添加材は遅効性です。


即効性を求める場合は直接スロットルバルブを洗浄します。


洗浄方法はバルブ付近にスプレータイプの洗浄剤を少量吹き付け、エンジンを始動します。

そのまま5分ほどアイドリングで放置すれば完成です。

整備士
スロットルバルブは洗浄だけで直ることが多いですよ

 

 

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【第8位】プラグ&IGコイルの故障

【症状】

エンジンがかかってもアクセルペダルを踏んでエンジンを吹かさなければ止まってしまう。

【見極めポイント】

エンジンがかかってもとても調子が悪く、加速不良や排気ガスが臭いといった症状がおこります。

エンジンを吹かした時に「ドッ、ドッ、ドッ」といった感じでスムーズに吹け上がらなければプラグやイグニッションコイル(IGコイル)など点火系の故障です。

【対処法】

アクセルペダルを踏み込んでエンジンをかけます。

アクセルペダルを離すと止まってしまうようでしたらエアコンのスイッチを入れて回転数を上げると、なんとかかかってられる事もあります。

マフラーが熱をもち危険なので、そのままにせず、早めに修理しましょう。

スパークプラグ【交換時期・費用・機能・解説】

整備士
エンジン不調といったらまずはプラグ交換します

 

 

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【第9位】クランク角センサー

【症状】

セルモーターは回りますが、まったくかかりません。

走行中に故障すると、ストンと突然エンストします。

【見極めポイント】

夏場に症状が出やすいです。

エンジンが温まっているとエンストし、その後かかりません。

冷えると、かかるようになる時があります。

クランクポジションセンサーとも言われていますが、故障するとコンピューターは燃料とプラグの火の両方を止めてしまいます。

燃料ポンプが動いてないことから、整備士は故障診断を誤り、燃料ポンプ故障と間違える事が時々あります。

【対処法】

まずはエンジンが冷えるまで待ちましょう。

ですが、温まるとエンストしてかからなくなりますので、安全な場所まで移動するだけにしましょう。

症状が出てしまうと、クランクポジションセンサーを交換するしかありません。

予防はエンジンからのオイル漏れを少量でも直すことです。

直さなくても走行に問題なく、車検も問題がないようなわずかなオイル漏れでもクランクポジションセンサーにオイルが付着すると故障しやすいです。

整備士
センサー系の故障は完全に壊れる前にエンジン警告灯が時々点灯するなど、前兆があることが多いですよ

 

 

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【第10位】ブレーキスイッチの故障

【症状】

※プッシュスタートボタン式のお車に限ります。

エンジンをかけようとスタートボタンを押しても押すごとに[ACC]>[ON]>[OFF]といったサイクルを繰り返すだけで、エンジンはかかりません。

【見極めポイント】

エンジンがOFFでもブレーキペダルを践むとブレーキランプが点灯するのが正常ですが、ブレーキスイッチが故障しているとブレーキランプは点灯しません。

【対処法】

ブレーキペダル上部にスイッチが着いてます。

スイッチのカプラ―を抜き差ししたり配線を動かしたりすると一時的に復活することもあります。

整備士
ブレーキペダルを話してもブレーキランプが点灯するといった故障はブレーキスイッチの故障です

 

 

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エンジンがかからない時は無料でレッカーを使う

ほとんどの方が自動車の任意保険に加入されていると思いますが、無料レッカーサービスまで付いている保険が多いことはあまり知られていないようです。

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