
朝、車に乗り込み、エンジンをかけようとスタートボタンを押してもエンジンがかからない!
朝はほとんどの人が急いでいると思います。
急いでないとしても、出掛けようとしてエンジンがかからないと困りますね。
などと車の中で叫んでいませんか?
エンジンがかからない(始動しない)のには様々な原因がありますが、その第1位はバッテリー上がりです。
バッテリー上がりも含め、エンジン始動不良の原因と対処法を紹介します。
その前に、こちらを確認↓
目次
最初に確認する事
- キーが車内にある(プッシュスタート式車)
- スペアキーではない(セキュリティ付き車)
- クラッチを踏んでいる(MT車)
- ブレーキペダルを強く踏んでいる(AT車)
- シフトレバーがPの位置にある(AT車)
この5点はエンジンをかける最低条件です。
それでもエンジンがかからなければ、下を見ていきましょう。
【第1位】バッテリー上り
画像)ダイハツ ムーヴ
|
【第2位】セルモーターの故障
画像)ダイハツ ミライース
|
【症状】
エンジンキーを回すかエンジンスタートボタンを押しても無反応もしくはモーター音(キュルキュル音)がゆっくりか、「カチン」と1回だけ音が出るといった症状です。 |
||
【見極めポイント】
バッテリー上がりと似た症状がでますが、「カチン」と1回だけ音が出るようでしたらほぼセルモーターの故障で間違いないでしょう。 セルモーターの故障の場合、バッテリー上がりとは逆でエンジンが温まっている時はかからず、冷えるとエンジンがかかる場合が多いです。 ブースターケーブルをつないでも症状が変わらなければセルモーターの故障を疑います。 もう1つの判断方法としてステレオやライト類の機能を見ます。 正常に機能してるようならバッテリーよりセルモーターの可能性が高いです。 |
||
【対処法】
冷えるとかかりやすいので、ボンネットを開けエンジンを冷やします。 その他にはセルモーターに振動を与えると一時的にかかる事がありますので、セルモーターがどれかわかれば、棒でコツコツ叩いてからエンジンキーを回して下さい。
かかった場合、エンジンを切るとまたかからなくなると思いますので、そのまま整備工場まで運びましょう。 ブースターケーブルを繋ぐのも1つの手です。 電圧を上げると内部で変化が起きてかかることもあります。
|
【第3位】シフトポジション不良
【症状】
エンジンスイッチ及びエンジンキーを回しても全く反応しない。本当に無反応です。 |
【見極めポイント】
エンジンスタートキーを回しても本当に無反応です。 バッテリー上がりと勘違いしやすいですが、メーター内のランプやルームランプが明るく点灯するので、バッテリーは正常と判断できそうです。 実際にシフトレバーを前後に揺すったり、ニュートラルポジションに動かしてからエンジンキーを回してエンジンがかかればシフトポジションの異常です。 |
【対処法】
エンジンをかけるにはシフトがPかNになっている必要があります。
そういった場合は、先程の説明のようにシフトレバーを操作してからエンジンキーを回して下さい。 シフトポジションを感知しているセンサーが壊れてしまっていると、その場ではエンジンをかけることができないので、レッカーサービスを利用して下さい。 |
カーセンサー加盟店でお車を購入していると保証に加入している場合があります。保証に入っていればほとんどの修理は無料になります。
【第4位】キーレスが動かない
画像)スズキ ラパン
|
【症状】
※スマートキータイプのプッシュスタート式でお伝えします。スマートキーとは鍵を使わずにボタンを押してエンジンを始動するタイプです。消ゴムのような箱形のキーが主流です。 キーレスが故障するとキーがon状態にはなるのにエンジンはかかりません。 |
【見極めポイント】
エンジンをかけようとしてスイッチを押してもキーがoff状態になってしまう場合はブレーキペダルの踏み込みが浅いなど、別の理由がありそうです。 ブレーキペダルをしっかり踏み込み、エンジンスタートボタンを押すとエンジンはかからずにメーター内の鍵の形をしたランプが点滅しているようでしたらスマートキーの異常が考えられます。 |
【対処法】
スマートキー本体の先端をスタートボタンに触れさせて下さい。 そのままブレーキペダルを踏みながらプッシュボタンを押すとエンジンがかかります。 このような場合はスマートキーの故障の前に電池不足を疑います。 スマートキーの電池交換は特別な技術はいりません。セットアップも必要ないので簡単にできます。 コンビニなどでも売っているボタン電池です。 CR2023などの番号が電池に書いてありますので、同じ番号で交換しましょう。 プラスとマイナスを間違えないように外す前に向きを覚えておくことが大事です。 |
車の査定額がわかります。参考にどうぞ!
【第5位】燃料ポンプの故障
【症状】
エンジンキーを回すとクランキングはしますが、エンジンはかかりません。 クランキングとはエンジン始動時にセルモーターでエンジンを回すことで、キーを回した時に「キュルキュルキュル」といった音がします。 |
【見極めポイント】
燃料ポンプが故障するとエンジンはかかりません。 調子が悪くなることもなく、調子よくかかるか、まったくかからないかどちらかです。 エンジンの調子が悪くなってエンストした後にかからないなどは、燃料ポンプ以外の故障が考えられます。 その他に燃料ポンプ以外の故障でエンジンがかからない時は、マフラーの出口からガソリンの臭いがします。 ガソリンの臭いがしなければ、燃料ポンプの故障の可能性が高いでしょう。 |
【対処法】
リヤシートの座面下に燃料ポンプが付いています。 振動を与えると一時的にエンジンがかかることがあるので、車体を揺すったりコツコツ叩くのが効果的です。 リヤシートは座面前方を上に引っ張るだけで外れる車が多いです。 外して振動を与えるとエンジンがかかるかもしれません。 しかし、ガソリンは引火すると危険ですので、注意が必要です。 |
【第6位】ステアリングロックが解除しない
画像)ニッサン フーガ
|
【症状】
エンジンキーが回らない。 エンジンスタートボタンを押しても反応しない。 |
【見極めポイント】
ステアリングを左右に回そうとしても何かに当たってるような感じで動かない。 |
【対処法】
ステアリングロックを解除すればエンジンがかかるので、まずは少し強めにハンドルを左に回転させるように回そうとしてみてください。 少しだけ左に回りますので、その状態でエンジンキーを回して下さい。 それでもエンジンキーが回らないようでしたら、シフトロックが故障しています。 プッシュスタート式の車はエンジンを切ってドアを開けると自動でハンドルがロックされます。 ロックされなければ、故障してるので、エンジンはかかりません。 シフトロックは車のセキュリティ部品です。 セキュリティ関連の部品がおかしな動きをするとエンジン始動を制御します。 スズキ車のソリオやパレットなどもステアリングロックのリコールが出てましたので、確認してみて下さい。 |
【第7位】スロットルバルブの故障
画像)スズキ ラパン![]() |
【症状】
エンジンがかかりそうでかからない、1度はかかるがすぐにエンストする。 エンジン始動直後、アイドリングが不安定になり、エンジン回転が上昇する。 |
【見極めポイント】
アクセルペダルを踏みながらかけたりするとかかる事があるようです。 何とかエンジンが始動して温まると調子が良くなることもあります。 エンジンがかかってもアイドリング回転数が低かったり、回転数が上下するハンチングなども発生します。 |
【対処法】
スロットル内にカーボンが蓄積するとエンジンがかからなくなったりします。 予防は時々、高速走行などで、吸入空気を増やしてカーボンを飛ばします。 燃料タンクの添加材も効果的ですが、燃料の添加材は遅効性です。
そのまま5分ほどアイドリングで放置すれば完成です。 |
【第8位】プラグ&IGコイルの故障
【症状】
エンジンがかかってもアクセルペダルを踏んでエンジンを吹かさなければ止まってしまう。 |
【見極めポイント】
エンジンがかかってもとても調子が悪く、加速不良や排気ガスが臭いといった症状がおこります。 エンジンを吹かした時に「ドッ、ドッ、ドッ」といった感じでスムーズに吹け上がらなければプラグやイグニッションコイル(IGコイル)など点火系の故障です。 |
【対処法】
アクセルペダルを踏み込んでエンジンをかけます。 アクセルペダルを離すと止まってしまうようでしたらエアコンのスイッチを入れて回転数を上げると、なんとかかかってられる事もあります。 マフラーが熱をもち危険なので、そのままにせず、早めに修理しましょう。 |
【第9位】クランク角センサー
【症状】
セルモーターは回りますが、まったくかかりません。 走行中に故障すると、ストンと突然エンストします。 |
【見極めポイント】
夏場に症状が出やすいです。 エンジンが温まっているとエンストし、その後かかりません。 冷えると、かかるようになる時があります。 クランクポジションセンサーとも言われていますが、故障するとコンピューターは燃料とプラグの火の両方を止めてしまいます。 燃料ポンプが動いてないことから、整備士は故障診断を誤り、燃料ポンプ故障と間違える事が時々あります。 |
【対処法】
まずはエンジンが冷えるまで待ちましょう。 ですが、温まるとエンストしてかからなくなりますので、安全な場所まで移動するだけにしましょう。 症状が出てしまうと、クランクポジションセンサーを交換するしかありません。 予防はエンジンからのオイル漏れを少量でも直すことです。 直さなくても走行に問題なく、車検も問題がないようなわずかなオイル漏れでもクランクポジションセンサーにオイルが付着すると故障しやすいです。 |
【第10位】ブレーキスイッチの故障
![]() |
【症状】
※プッシュスタートボタン式のお車に限ります。 エンジンをかけようとスタートボタンを押しても押すごとに[ACC]>[ON]>[OFF]といったサイクルを繰り返すだけで、エンジンはかかりません。 |
【見極めポイント】
エンジンがOFFでもブレーキペダルを践むとブレーキランプが点灯するのが正常ですが、ブレーキスイッチが故障しているとブレーキランプは点灯しません。 |
【対処法】
ブレーキペダル上部にスイッチが着いてます。 スイッチのカプラ―を抜き差ししたり配線を動かしたりすると一時的に復活することもあります。 |
エンジンがかからない時は無料でレッカーを使う
ほとんどの方が自動車の任意保険に加入されていると思いますが、無料レッカーサービスまで付いている保険が多いことはあまり知られていないようです。
そうなんです。
しかもレッカーで運ばなければならない自走不可能な車は無料でレンタカーが提供されるなんて保険もあります。
15日や30日など、利用期間はありますが、借りることが出来る保険もあります。
しかも事故とは関係ない、自動車の故障でも無料レッカーや無料レンタカーがあるのを知っていますか?
自動車保険を金額だけで考えると、使い道によっては損するのかもしれません。
上手に選択していくとトータルで良い保険になると思います。
色んな保険を見てみるのもいいですよ
そして中古車で購入するならカーセンサーがおすすめです。
カーセンサー保証に入ると修理代も無料になります。
カーセンサー保証を利用している人のコメントを集めたので参考にどうぞ
中古車の走行距離10万キロ越えのリスク【修理無料のカーセンサー保証で限界突破】
当サイトをご覧いただきまして、ありがとうございます。 サービス向上の参考にさせていただきたく、アンケートを実施いたしております。お忙しいところ恐れ入りますが、ご協力お願いいたします。 |