
車検の相場はどんどん下がっていきますね。
低燃費車の重量税などが安くなってますし、工賃も安くなってるので、費用の相場全体が下がっています。
車検を、どんだけ安くすれば皆さんは満足するんですかね。
このままじゃ、車検が無くなってしまうんじゃないか?って思いますよ。
無くなることは無いと思いますが、色々な箇所がメンテナンスフリーになって、整備士が清掃や調整の必要がないので、実際に工賃は安くて当然です。
手抜きしなくても手抜き程度の整備になってるので、逆に相場が下がらなくちゃダメですよね。
車検整備をまったくやらなくて納車してもその後2年は何も問題なく乗れますから。
走る距離にもよりますけど、1年で1万キロ乗る位でしたらオイル、ワイパー、ブレーキパッドだけ注意していれば大丈夫!
手抜き点検でも危険な車は増えないわけですねー。
下のサイトは日本最大級の車検サイトです。
今、ここで予約するのが1番お得ではなでしょうか?
目次
車検相場
車検の相場って車検専門店が競って下げてますよね。
他よりも安い!他よりもサービスが充実してる!など、競うところが多数あるなか、価格を下げるのが一番インパクトがあって皆さんの注目を集めます。
そこで、どこも価格を下げていき、整備工場全体の車検相場が低価格化しちゃうんですね。
だからって車のメンテナンスがおろそかになって故障しやすくなる訳ではないので、いいことです。
車屋さん、あまり無理せず、車検価格競争がんばって下さい。
きっと適正価格で落ち着くはずです。応援してますよ!
でも相場を下げすぎず、お客様とお店様の均衡を保って下さい。
そうしないと、質の悪い車検屋がたくさん出てきちゃいますからね。
とにかく、相場より安すぎるのは何かあると思った方がいいですよ。
何かを削ってるはずです。
もしかすると、単純に車検店の利益を削ってるのかもしれませんが、それはそれで、その店の従業員の給料が低かったり、設備投資が出来ていなかったりで、質の悪い車検店になりかねません。
相場より少し安いくらいならオッケーですが、相場より安すぎる店は要注意ですよ!
車検費用の内訳
結局、トータルで支払うから、内訳なんて関係ないじゃん。って思ってますか?
結論!!
車検の内訳は大事じゃないです。
大事なのは100%総額です。
内訳は帳尻合わせだと思ってもいいでしょう。
内訳で騙されないようにして下さいね。
でも、正確な内訳を知っておかないと、どれが正しいかわからないと思います。
結局、支払うのはトータル費用になるわけですが、内訳を説明していきますね。
車検費用の内訳(日本自動車整備振興会調べ)
- 重量税
- 印紙代
- 自賠責保険
- 検査代行手数料
- エンジン下回り洗浄料
- 下回り塗装料
- 基本点検料
- 整備技術料
- 部品、油脂料
- 保安確認検査料
以上10項目が内訳となりますが、整備技術料と部品、油脂料が、大きく金額の変わるところになります。
例えば、走行1万kmの車と走行5万kmの車では、ブレーキやタイヤの消耗する量は変わりますよね。
やはり5万kmを走行してる車の方が、交換する部品が多いです。
消耗の仕方は乗り方にも非常に関係深く、高速道路を頻繁に使用して5万kmを走行するのと、近くの買い物だけで5万kmを走行するのでは、車の消耗の仕方はまったく違います。
同じ距離でも近くの買い物ではブレーキを頻繁に使いますし、ハンドルを頻繁に操作しますので、タイヤも削れますよね。
ですので、整備費用は乗り方に大きく左右されるのです。
車検の内訳は最後の方で解説していますので、見て下さい。
では、次からは具体的に金額を入れて車検相場を見ていきたいと思います。
軽自動車の車検相場
インターネットで検索すると車検4万円~なんて表記されているのを、よく見ますね。
でも実際はもっとかかるんじゃないの?って思ってないですか?
その通り!
最低金額で出来る車検なんてほとんどありませんよ。
なぜなら、交換部品代が入ってませんから!
今まで、ずっとガソリンスタンドで車検整備してた車を私が点検したことがありまして、その時はまったく整備されてなくてビックリしました。
まず、エンジンオイルが空っぽでした。
聞いてみると、とにかく安く車検をやってくれと頼んだそうで、実際に安かったようです。
でも、そのおかげで、エンジンが壊れました。
そこは安くやってと言われて、安くやっておきました。で終わるお店だったんですね。
せめて、交換した方が良い部品位教えて欲しいです。
けど、不思議なもので、交換した方がいいって言われると、頼んでしまいますよね。
なので結局は、最低価格で車検が出来ることが、ほぼ無いです。
軽自動車の車検費用の相場
重量税 | 6600円 |
印紙代 | 1400円 |
自賠責保険 | 25070円 |
検査代行手数料 | 8437円 |
エンジン下回り洗浄料 | 4386円 |
下回り塗装料 | 4303円 |
基本点検料 | 14599円 |
整備技術料 | 9410円 |
部品、油脂料 | 13182円 |
保安確認検査料 | 6911円 |
軽自動車 車検総額 | 94298円 |
【日本自動車整備振興会 H27データ】
こちらが平均となっているわけですが、軽自動車の車検も実際は94000円もかけているんですね!
私が見ても、高いなーと思います。
でも実際、下回りを洗浄して錆防止の塗装などをしっかりやれば、これ位はかかりますよね。
オレンジ色の金額はどこも同じになります。
その他はお店によって違うので要確認ですね。
お見積りを出してもらったらじっくり見ましょう。
検索代行手数料と保安確認検査料が、どちらか1つの店がありますし、どちらも基本点検料に含まれてる!なんて店もあるので、注意深く見る必要があります。
普通車の車検相場
普通車の車検相場は車のサイズによって変わりますが、アクアなどのコンパクトサイズとアルファードなど大型車では基本点検料が5000円程度の差になっています。
この基本点検料だけをとって見るとそれほど金額の差は感じませんが、すべての項目が数千円の差がありますので、トータルでは大きく違ってくるでしょう。
インターネットで出ている最低化価格は軽自動車を対象にしていますので、普通車の最低価格はあまり公表されていません。
実は普通車といっても排気量や、重量が違うので、普通車を1つのまとまりと考えてしまうと、金額の幅が大きくなってしまいます。
普通車のなかでも、小型、普通、大型とありますので、普通車の中の普通のサイズの相場をお知らせいたします。
ここではセレナ、ボクシー、ステップワゴンなどが普通のサイズとして見てみる事にします。
普通自動車の車検費用の相場
重量税 | 32800円 |
印紙代 | 1800円 |
自賠責保険 | 25830円 |
検査代行手数料 | 8455円 |
エンジン下回り洗浄料 | 5087円 |
下回り塗装料 | 5183円 |
基本点検料 | 18487円 |
整備技術料 | 11679円 |
部品、油脂料 | 18427円 |
保安確認検査料 | 7532円 |
普通自動車 車検総額 | 135280 円 |
【日本自動車整備振興会 H27データ】
こちらが普通自動車の平均です。
あなたの車の車検費用はどうでしたか?
もしくはこれから車検という方!この金額を目安にして見て下さい。
車検の内訳解説
重量税!
これは車体の重量にかかる税金です。
この税金は車検の時に必ず必要になり、重量は車検証に記載されている車両重量をご覧ください。
なお、エコカー減税などにより、重さだけでなく、車種によって税金が変わってきます。
こちらの重量税計算ツールでご確認下さい。
車検証には車両総重量という項目もありますが、確認する所は車両重量です。お間違えのないように!
印紙代
こちらは陸運事務局に支払う手数料です。
認証工場と指定工場では数百円の差がありますが、認証と指定の主な違いは、車検の検査を「その場で出来る」かどうかです。
車検整備を終わった後に検査員が検査し、合格を出さなければ、車検証は交付されません。
その検査員がお店にいれば指定工場、いなければ認証工場になります。
ですので、指定工場ですと、その場で車検が完成しますが、認証工場ですと、検査員のいる陸運事務局まで車を運ばなければなりませんので、車検の時間はかかります。
自賠責保険
これも次の車検期日より多い日数で入らなければいけません。
車検が切れる前に、保険が切れ、事故を起こすと大変な事になりますからね。
検査代行手数料
これが先ほど説明した、検査員に検査してもらう書類作成や、検査員の所まで運ぶ手数料になります。
エンジン下回り洗浄料
これはその通り、エンジンと車の下(裏)の洗浄です。
エンジンの洗浄と言ってもエンジン外部になります。泥、油など、不要な物が付いていると、色々な機能に支障がありますからね。
下回り塗装料
こちらは上の洗浄をしないとできませんので、通常セットになります。
錆びや腐食を抑える塗装をします。雪国や海沿いで錆が発生しやすい所での使用が多い車はやったほうがいいでしょう。
私の個人的な意見では、普通の地域でしたら必要ない作業だと思います。
基本点検料
定められた車検点検項目にそって点検、整備する費用になります。
普通乗用車ですと、56項目の箇所を点検する事が義務づけられており、1つ1つ細かくチェックしていきますが、交換作業は基本的には含まれていません。
しかし、軽作業は基本工賃に含める良心的なお店もあるようです。
そういったお店に出会えるといいですね。
整備技術料
こちらは基本点検項目以外の箇所を整備する場合にかかります。
例えば、ブレーキの分解、点検、清掃などは基本点検に含まれていますが、交換作業は含まれていませんので、交換が必要な時はこの整備技術料の項目に加算されます。
部品、油脂料
これも先ほどのブレーキで例えますと、ブレーキパッド代になります。
その他にエンジンオイルやブレーキオイルを交換すればこの項目になります。
保安確認検査料
これは車検整備がすべて終わって、保安基準に満たしているかチェックします。
ヘッドライドの色、高さ、明るさ、そしてタイヤの摩耗、亀裂、オイルもれ、水漏れ、ブレーキの利き具合、スピードメーターの誤差などです。
安い車検でも安全な理由
今回、説明した車検の相場は私から見ても「ちょっと高いかな?」と思います。
それは車検専門店のチラシやインターネットの金額を見てしまっているからでしょう。
整備振興会に加盟しているお店は主にディーラーや民間車検工場や町の整備工場が多いです。
それらのお店は車検に特化しているわけではなく、修理のプロフェッショナルなわけですね。
修理のプロなので、当然、車検も出来ますが、車検専門店のような、流れ作業で、車検整備が出来るような工場の作りではありません。
その車検整備の作業効率で、どうしても車検費用の差がでてしまいます。
やはり車検に特化している専門店にはかないませんね。
効率が良いと言うことは、時間が短縮されると言うことになりまよね。
自動車整備は時間工賃です。
時間が短縮されれば、当然、工賃は安く済みます。
ちなみに1時間あたりの工賃平均は7500円位だと思います。
1時間短縮出来れば、7500円安くなるんですね。
そう考えると安いから整備の質が悪いという考えはなくなります。
車検に時間をかければいいってものでもないんですよね。
「車検にかかる日数は」のページが参考になると思います。
そしてもう1つ、安くても安全な理由があります。
車には調整不要箇所が、どんどん増えていってる!
これは、ストレートに言うと、さわる必要がないってことですね。
それにベルトも強化されて寿命が一気にのびました。
今のベルトでしたら、ほとんどの車は5万km以上は無交換でいけるのではないでしょうか?
今は車の素人でも確認出来る、タイヤ、オイル、冷却水などの点検のちょっとした延長で車検点検が出来てしまいます。
今の話を聞けば、安くて当然、逆に安くなければ、おかしいと思いませんか?
もし、あなたが車検の費用を少しでも抑えたいと思っているのでしたら「車検諸費用は安くなる」のページもご覧ください。