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ワゴンR エンジン警告灯の定番 O2センサー
ワゴンRでエンジン警告灯の修理はとても多いです。
そのほとんどがO2センサーと呼ばれ、エンジンからすぐ近くのマフラーに装着しているのですが、マフラーの高温で故障しやい部品となっています。
似たような部品でAFセンサーという部品もありますが、こちらもマフラーに装着されていて熱で壊れやすく、よく交換する部品の1つです。
このO2センサーやAFセンサーは排気ガス中の酸素濃度を測定し、エンジンが正常に爆発できるサポートしています。
サポートする部品なので、故障しても何の変化もなく走行できますが、サポートできていませんので、燃費が悪くなったり、マフラーの内部に負担をかけたり、ススが多くなったりですとか、普通の人ではわからない程度の不具合はあります。
少し前まではそのまま走行している方も多かったですが、今はエンジン警告灯が点灯していると車検が不合格とみなされ、直さなければ車検ができませんので、現在では乗るのに不具合が無くても修理せざるをえません。
ディーラー車検ではかなり厳しく、少しの改造でも車検が不合格になることがありますが、今は流行りのオートバックス車検でもエンジン警告灯が点灯していると車検を通してくれません。
警告灯はエンジンだけでなく、ABS、SRS、エアバック、TCS、トラクションコントロールシステム、などが点灯していても車検は受かりません。
警告灯の示している箇所によっては高額修理になることもあります。
しかし、このワゴンRの型式MH23SはO2センサー以外の箇所に不具合があり、安く直るかもしれないのです。
車検の前に直しましょう。
逆に、シートベルトランプは点灯しなければだめで、装着後は消灯しなければいけません。
シートベルトの警告灯が付かない時はメーター内の球切れが多いですが、以外とシートベルトバックル(座席左下側の受け部分)が接触不良の時があります。
試しにシートベルトバックルの赤い解除ボタンを激しく、何度も押してみて下さい。
シートベルト警告灯がつく場合があります。
もうすぐ車検という人はオートバックス車検が気軽にお見積もりを頼めるので、おすすめです。
オートバックス車検の見積もり前にデメリットを参考に見て下さい。
ワゴンRのエンジン警告灯が触媒異常の場合
自動車修理工場のコンピューター診断器で検査するとエンジン警告灯がどこの故障を表しているのかわかります。
ワゴンR MH23Sがコンピューター診断で「触媒劣化」の故障コードが出てきたときは、O2センサーの故障か、触媒本体の故障を疑って下さい。
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なお、エンジン音及び排気音が大きい場合、触媒本体に亀裂が入り排気漏れしている場合がありますが、こちらはサービスキャンペーンというリコールとはまた違った無料修理があります。
「触媒ケースの亀裂」で適合車種が載っています。参考にして下さい。
触媒って何かわからい方もいると思いますので、説明します。

触媒はマフラーの1部で前部分のエンジンから車の最後部の下に向かって排気ガスをだすマフラーが付いていて、その中間付近に排気ガスを浄化する箱形の部品です。
内部は何層にも分かれてフィルターが付いていて有害ガス発生を抑えていますので、触媒が故障しますと、排気ガスはあきらかにくさくなり、車に詳しくない方でも異常がわかると思います。
マフラーの最後部のパイプの前にも箱形の部品が付いていますが、こちらは主に音を抑える役目をしており、この部品が故障すると車にあまり詳しくない方でしたらエンジン音が大きくなったと感じるでしょう。
マフラーや触媒は公害防止装置ですので、故障すると周りに迷惑がかかりるのと、乗っている自分も臭いにおいで、気分が悪くなったり、マフラーの音が大きくて、耳に騒音が残り、不快なので、早く修理した方が自分にも周りの人にも良いと思います。
話をもどしますが、診断器で触媒劣化と出た場合、その他にも原因が無いわけではありませんが、その他の原因でしたらエンジン不調もともなうはずです。
例えばスパークプラグが故障しても燃焼不良をおこして排気ガスをチェックしているO2センサーや触媒の異常としてエンジン警告灯が点灯しますが、そういった場合はエンジンがゆさゆさ揺れるので、あきらかに調子が悪いでしょう。
そこで、このワゴンR MH23Sはエンジン警告灯が点灯しているにも関わらず、エンジンが不調でなく、コンピューター診断で触媒劣化が出た時はコンピュータープログラムの書き換えでチェックランプが直ってしまう事があるのです。
診断器の回答が正しいか順を追って調べていく
O2センサー修理は2~3万円ほどかかり、触媒交換ですと5万円以上費用がかかります。
どこの整備工場でもそうですが、触媒が劣化するという故障はほとんど聞かないと思います。
では診断器で触媒劣化とでた時はどうしたらよいのでしょうか?
触媒を監視しているセンサーの入出力を確認する!
自動車のコンピューター診断を疑ってしまうと、修理をすることが出来なくなってしまいますが、コンピューター診断からの修理はまず、故障コードが出た箇所(今回の場合は触媒)に付いているセンサーの電源系統から調べていきます。
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センサーに正常な電源もしくは電気信号が発信されていなければ触媒以前の問題になるので、まずは大元のヒューズやリレーなどメイン電源を調べて下さい。
その次にセンサーからコンピューターに正常な信号が出ているか確かめます。ここが肝心です。
ここを確かめずに故障診断の判断をしてしまうと悪くもない触媒を交換することになってしまうので注意して下さい。
正常な信号が出ているのに警告灯が点いているのであれば、配線の断線やショートもしくはコンピューターの異常の可能性が高いです。
そして異常な信号を発信している場合は、触媒に付いているセンサーか触媒本体の故障と言う事になりますので、まずは簡単に判断できるセンサーの単体点検を行います。
センサーが正常でしたら触媒の故障ということになるのですが、ここでも念のため、排気ガスの濃度もチェックします。
排気ガスも異常という確証がなければ高額な触媒の交換は、怖くてできません。
となると1度、診断器を使って警告灯を消去してみましょう。
そして再度、警告灯が点灯するまで繰り返し試乗し、点灯しましたら急いでもう一度、先ほどの順番で故障診断をしていきます。
と、このような流れで自動車を修理していきます。
とにかく何より先にアップデートする
アップデートは3000円程度でできますが、お店によっては無料で作業してくれる所もあります。
色々調べるのも時間と労力を必要としますので、手っ取り早く、コンピューターの書き換えをした方が良いと私は思います。
作業と言ってもコンピューター診断器をつなぐだけの簡単なことで、待っている間に完成しますので、順を追って故障診断していく前にアップデートする方が効率がよいです。
しかし、コンピューターのアップデートやリセット作業をしても再度点灯してしまう場合は、残念ながらO2センサーや触媒を交換しなければいけません。
O2センサーはワゴンRに限らず、どの車も故障しやすいので、車を所有していると、必ずかかる自動車税などと同じ維持費だと割り切って考えましょう。
ですが、
まだあきらめるのは早いですよ!
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危険がともなうエンジンチェックランプ
チェックランプが点灯していても普通に走行できてしまいますが、意外と危険が多い事もあるという例をあげます。
エンジンチェックランプの点灯がどこの箇所の故障を示しているのかによって、注意しなければならない事が変わってきますが、例えば、プラグの不調によってO2センサー異常と出た場合、とても危険です。
プラグの不調により、ガソリンが正常に燃えず、排気ガス中の一酸化炭素が大量に発生し、マフラーからできますが、アイドリングなどで長い間停車してますと、排気ガスが流れていかず、リヤのマフラー出口付近から車内に少しずつ排気ガスが流れ込み、室内は一酸化炭素で充満します。
夏場など、子供が寝ているためにエンジンをかけ、エアコンを使い長く停車していると、中に乗っている子供は一酸化炭素中毒になり、とても危険ですね。
車自体もマフラーが熱を持ち、長時間使用していると発火の危険がでてきます。
こういった感じで危険なこともあるのですが、さほど危険ではないチェックランプも存在します。
たとえば、エンジンの調子が悪くなく、エンジンの調子をチェックする為のセンサーが故障した場合。
その場合は、車が故障したのではなく、故障を感知するセンサーが故障したためにチェックランプが点灯しているので、そのまま車を使用しても全く問題ないです。
しかし、他が故障しても違うチェックランプが点灯するわけではないので、違う故障を知ることはできません。
なので、いずれにしても早めに点検してもらいましょう。
なお、ワゴンRが変な音がでている場合、ベルトの音の可能性があります。こちらのファンベルトの音ワゴンRのページを参考にして下さい。
最後に便利でオシャレなカー用品とお得な車検情報をお伝えします。