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ダイハツ キャストは安全性能が高い!平成28年 LA250S
キャストはブレーキをコントロールするVSCが設定されています。
トヨタ車などお乗りの方はメーター内に表示されたりするので、見た事のある方もいると思いますが、特に気にせずにお車を使用していると思います。
Vehicle Stability Control の略ですが、トヨタ車の横滑りを防止するシステムです。
ダイハツ車にも搭載され、世界のトヨタの安全装置がキャストにも備わっていることになり、安全性の高い軽自動車と言えます。
免許を取りたての子供がいる親でしたらコンパクトで安全なキャストに乗せたくなるのではないでしょうか?
実際にどれだけ安全性が高まるのかといいますと、トヨタのサイトに載っていた内容ですが、{米国運輸省道路交通安全局のレポートによると、VSC装着車は非装着車に比べ、単独事故が乗用車で35%、SUV車で67%低減する効果がある}とのことです。
67%とは半分以上単独事故が減っている事になります。
この差は大きいですね。事故は体も心も傷つき、回復に時間がかかります。完全に回復できない場合もありますので、これからは燃費より安全を優先した方が良いのかもしれません。
では実際にどのように作動して事故を減らしているのか見て行って下さい。
VSCは9つの制御で安全確保
キャストの走行が不安定になりやすい緊急時や滑りやすい道路でのスタート、カーブ、ブレーキを操作する場合に、車に付けられているセンサーで車の動きと運転者の意図を感知しブレーキやエンジンをコントロールします。
つまり、走行中の異変を感じとって勝手にスピードを抑えたり、各車輪の回転数を調整したりし、車の走行を安全なものにしてくれていいます。
VSCの仕事
- EBD制御付きABS
- 緊急制動力制御
- TRC
- 横滑り制御
- スマートアシスト制御
- ヒルスタート制御
- エマージェンシーストップシグナル
- ヒルホールド制御
- ダウンヒルアシストコントロール制御
車関係のお仕事をされていないと、この用語はさっぱりわかりませんね。
どれも便利な機能ばかりですが、この中でも事故を防止するのに大事なのはEBD制御付ABSです。
それではEBD制御付ABSを簡単に説明します。
その前にブレーキの仕組みも知っておくと、今後、車検や修理で説明を受けるときの理解力が上がると思いますので、ブレーキが効かないのページも是非、見てください。
キャストの安全はブレーキにあり
この制御は急ブレーキや滑りやすい道路を曲がる時にスリップしてしまう時はABSを作動させ、スリップしても車を操作可能な状態に限りなく近づける事ができます。
ちなみにABSとはアンチロックブレーキシステムの略で、タイヤをロックさせないシステムで、滑ることなく、止まるまでの距離を短縮させます。
そのABSの作動に加え荷重移動にあわせて4つの車輪のブレーキ力を微調整するのがEBD制御です。
EDB制御はカーブを曲がっている時は左右のブレーキ力を変化させ、スリップすることなく、カーブを曲がることが出来るように制御しています。
ペーパードライバーの男性の方にとって素晴らしい機能だと思います。
男性は女性と違って運転がうまくないと幻滅されることがありますので、なれていない自動車の運転でもスピードを出してしまいがちです。
その時にEBD制御付ABSが大活躍します。
安定した走りでグングン曲って走行できるので、助手席に乗っている方は快適な運転に気分が良くなります。
運転が上手だね、と言われるでしょう。
まだまだ安全な理由をお伝えしますので、次も見て下さい。
キャストのブレーキ系の安全装置 急ブレーキお知らせ機能
その他の安全機能として便利なのは7のエマージェンシーストップシグナルです。
これは緊急制動表示機能で、急ブレーキ操作時に非常点滅等を高速点灯させるので、後続車に追突される危険性が低くなります。
事故は自分が引き起こすだけではなく、相手がぶつかってくることも多くありますので、追突されるのを防ぐ機能はとてもうれしいです。
しかもキャストは軽自動車ですので、高速で追突されたら大怪我です。大怪我で済まない場合もあります。
次にもう一つおすすめの機能を紹介します。
こちらはあまり危険性はないのですが、ペーパードライバーの方にうれしい機能です。
キャストの坂道発進
便利なおすすめ機能は8番のヒルホールド制御です。
これは何をしてくれるかと言うと坂道発進時にブレーキを放しても2秒間ブレーキを踏んでいる状態を保ってくれる機能です。
例えば信号待ちなどで坂道で停車してしまうと、通常の車ですと発進時に車両が後ろに下がってしまいます。
後続車がピッタリついているとぶつかってしまいますので、ブレーキペダルを放したら急いでアクセルペダルを踏み込まなければ後ろに下がりますので、とても緊張します。
そこでこのヒルホールドの出番です。
ブレーキを放しても2秒間ブレーキを踏んだ状態を保ちますので、その間に落ち着いてアクセルペダルを踏めばいいだけです。
とても便利です。
では次もブレーキをコントロールする優れたキャストを紹介します。
衝突回避支援ブレーキ機能 衝突警報
こちらもブレーキ系の安全装置です。
とにかくブレーキで車を止めてしまえばぶつかることはありません。
しかし相手がぶつかってきたらどうしようもありませんが、そこはエアバックやタフボディ、相手にランプで知らせるなど、色々な保護はあります。
まずは自分からの衝突は防ぎたいです。
そこで衝突回避支援ブレーキ機能です。
前方の車両、バイク、自転車、歩行者をレーダーとカメラで認識すると、自車のスピードやブレーキ操作、アクセル操作、ハンドル操作などをコンピューターが読み取り、コンピューターが衝突の可能性が高いと判断した時に、強烈なブザー音とメーター内のインジケーター点滅で運転者に伝えます。
それでも運転者のブレーキ操作が遅く、このままでは衝突してしまうとコンピューターが判断すれば第2の作動に移ります。
衝突回避支援ブレーキ機能 緊急ブレーキ
衝突警報後も前方の車などの距離が近づいた場合、緊急ブレーキの作動とエンジンの出力を下げ、衝突を軽減させます。
完全に止まれる保証はありません。
あくまでも事故を軽減させるだけです。ぶつからなければラッキーだと思っていた方がいいです。
でも自分にも相手にもメリットがあるこの機能は、これからどんどん普及し、当たり前の装備になるでしょう。
これで事故が減り、大事な人や物を傷つけずに済めば、生活しやすくなります。
その他にキャストの弱点も説明しました。ダイハツの軽自動車にお乗りの方、是非、見て下さい。