アクセル踏んでもスピードが出ない!【90%は復活するタントのエンジン】

タントの前後

スパークプラグに火をつけるIGコイル(イグニッションコイル) 平成21年 タント

軽自動車タントのアクセルを踏んで加速する時、1度ガクンと前のめりになり、その後ゆっくりとスピードが上がっていくという症状を体験したことはありますか?

エンジンの息継ぎと言われる症状ですが、原因は様々です。

昔はコンピューターを使用していませんので、機械的な調整で直ることが多かったのですが、現在はコンピューターで制御していますので、機械的に故障してもコンピューターで最低限の状態で走れるようにしています。

その為、自動車のどこかが故障しても気が付かない人が増えてきました。

実際に今の軽自動車タントはセンサー系統の故障でもフェイルセーフ機能が働き、普通に走れてしまいます。

しかしエンジンの微調整は出来ていませんので、燃費や乗り心地などは少し悪くなります。

イグニッションコイルが故障するとコンピューターで制御しきれなくなり、乗り心地がかなり悪くなりますね。

息継ぎ程度なら良いですが、エンストすることもありますので、そのまま乗っている人は、ほとんどいないでしょう。

アクセルを踏んでもなかなか加速していかないようでしたらIGコイルかスパークプラグが考えられます。

  • ダイハツ: タント、ムーヴ、ハイゼット
  • スズキ: ワゴンR、パレット、アルト、エブリィ
  • ニッサン: ノート、セレナ、キューブ、
  • 三菱: Ek、ランサー、コルト、デリカ
  • マツダ: デミオ、ベリーサ、アテンザ
  • トヨタ: ヴィッツ、ヴォクシー、プリウス、アクア
  • 外車: BMWミニ、ベンツ、プジョー

上に記載した車は「エンジン不調だったらまずイグニッションコイルを疑え」というほど、有名な故障です。

その中でも特にタントは故障しやすい箇所です。あなたの車はどうですか?



イグニッションコイル(IGコイル)の故障はスパークプラグも悪くする

タントはイグニッションコイルという部品を使用していて、使用箇所はエンジン上部についているスパークプラグの上です。

スパークプラグ1本の上に1個のイグニッションコイルを付けています。

タントの場合、スパークプラグを3本使用していますので、イグニッションコイルは3個になります。

スパークプラグに火を着ける為の高電圧発生装置がイグニッションコイルというわけですが、このイグニッションコイルが故障しますとスパークプラグに火を着ける事が出来なくなります。

エンジンは適正なタイミングでスパークプラグに火を着けなければ調子が悪くなります。

イグニッションコイルが不良で火が着かないという事はタントの場合はスパークプラグが故障したのと同じ症状になるという事です。

プラグの故障と同じ症状でも費用はまったく違います。スパークプラグは1本700円に対してイグニッションコイルは1本8000円位です。

このイグニッションコイルは劣化しているスパークプラグの使用を続けていると故障しやすいと言われています。

予防するためにはスパークプラグを2年おきの車検の時に交換することをおすすめします。

なお、もうすぐ車検という方はオートバックス車検が安くて保証が充実しているので、安心です。

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10万キロ近く走行しているタントでしたら、少し高いですが、予防でイグニッションコイルとスパークプラグを交換してしまう人もいます。

走行中に調子が悪くなると嫌ですからね。

本当によく故障する部品なので、長く乗り続ける予定でしたら、安心して乗る為に車検の時に交換してしまいましょう。

 

タントのイグニッションコイル

 

【タント IGコイル交換参考費用】

 

IGコイル

工賃 合計

タント IGコイル

修理費用

8000円×3本 2500円

26500円

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one point

劣化したスパークプラグを使用するとIGコイルは壊れやすいと説明しましたが、他にもエンジンオイルの状態もとても重要です。

スパークプラグはエンジン上のシリンダーヘッドの中に付いています。

と言う事はIGコイルはその上に付くのでシリンダーヘッドカバーに固定されることになり、シリンダーヘッドカバーはゴムのパッキンを使用してエンジンに固定されています。

エンジンオイルは燃焼室のピストン回りを潤滑し、燃焼室にはガソリンが入っていますので、エンジンを長く使用していますとエンジンオイルにガソリンが混ざり、ガソリンはゴム類を劣化させますので、パッキンが劣化します。

パッキンが劣化して硬くなってしまうと隙間が生じ、その隙間からオイルが漏れるようになってしまいます。

オイルは外だけでなく、スパークプラグのホールにも侵入してきます。

そのホールの中はスパークプラグとIGコイルが入っていますが、IGコイルは高電圧発生装置の為、絶縁する為にゴムで覆われています。

エンジンは正常でも高温になりますが、そこにエンジンオイルがIGコイルに付着すればIGコイルが高熱を持ち、故障の原因になります。

オイル交換は潤滑する目的で利用しますが、潤滑している時に不純物も多く含まれてきますので、定期的な交換は必要です。

別ページでエンジンオイルの点検方法を載せてありますので、見て下さい。

オートバックスのような用品店の会員になるとメンテナンス手帳のような物を作ってくれますので、自分で管理するのは楽になります。