
軽自動車ムーブに乗られている方はとても増えてきています。
昔と比べてサイズを大きく取れるようになり、窮屈ではなくなった事が大きく関係しているのでしょう。
平成10年位から変更されていますが、それ以前では、やはり室内が狭く、男性ではシートから肩ががはみ出ていました。
現在は室内がとても広くなった為、男性でもゆったり乗れます。
大きくなったムーブに初めて乗ったとき、室内が広すぎて「これが本当に軽自動車?」と驚きました。
その広さのおかげで、男性の軽自動車保有率が上がり、軽自動車が爆発的に売れているのです。
元々、軽自動車は経済的なので、人気は高かったのですが、そこに男性までもがターゲットとなると道路は軽自動車ばかりになってしまいますね。
しかも軽自動車自体も丈夫になり、10年以上経過しても快適に走ることができます。
大事に乗れば20年位はしっかり走れると思います。
それに軽自動車が得意なダイハツの車(ムーブなど)でしたら安心して長く乗れるでしょう。
ちなみに私も以前は平成12年のムーブに乗ってたことがありますが、前輪左のブレーキが固着して困った記憶があります。
その当時はネイキッドなども同じように同じ個所が故障しましたが、結局、リコールなどにはならなく、有料の修理になってしまいましたが、その他は故障もなく、丈夫でいい車だなあと感心しました。
その時に自動車製造物責任相談センターに相談すればもっと良い解決法があったのかもしれません。
あなたもお車で高額請求の不具合がありましたら、1度相談してみてはいかがでしょうか?
それではムーブの振動の原因を見ていきましょう。
軽自動車ムーブの車検ではエンジンマウントを点検してもらう
ムーブに限らず、ダイハツの軽は車体の振動があります。
アイドリング時の振動、加速時の振動、車庫入れ時などのバックに入れた時やヘッドライトを付けた時、エアコンを使用した時など。
ダイハツの軽自動車は性能は良いのですが、振動はあると思って下さい。
しかし修理すれば直る振動もあります。
それはエンジンを車体に固定する箇所のエンジンマウントという部品です。
そのエンジンマウントはエンジンを支えているゴムですが、劣化してつぶれてきたり、切れていれば室内にも振動が生じます。
10年、20年もエンジンを支え続けていれば弱ってきますので、車の揺れを感じるようでしたら車検の時に合わせて点検してもらってください。
左の写真はムーブのエンジン下側の写真です。
青丸がエンジンマウントで外したものが右の写真です。
赤丸を比べてみて下さい。
右が新品、左が元々ついていたエンジンマウントですが、ゴムの太さがあきらかに違いますよね。
新品は強化されているのです。
実際にエンジンマウントを交換してみましたが、乗り心地は少しだけ改善されました。
アイドリングの揺れはそれほど、変化がなかったのですが、走行中の振動は静かになった気がします。
その他にエンジンマウントは2個使っています。(赤丸の所)
左の写真はエンジンの運転席側、右の写真は助手席側。
運転席側のエンジンマウントはファンベルトの近くで、助手席側のエンジンマウントはバッテリーの下に付いています。
ムーブのエンジンマウントは全部で3個使っていますが、3個交換しても残念ながら、それほど揺れはかわりません。
かなり酷い状態でしたら体感できると思いますが、通常の劣化でしたら、少し振動が弱くなった程度しか変化しないでしょう。
その他にも有名な故障個所があります。
それはステアリングシャフトのジョイント部分!
ムーブはそれほど、故障は聞かないですが、ミラジーノの90%以上は故障しているような気がします。
ちなみに私がたずさわった数々のミラジーノは、ほぼ100%に近い確率でジョイント部分がガタガタでした。
その症状はとにかく、室内がやかましい!ガタガタガタガタ、せっかくいい車なのに、ポンコツに感じてしまうくらいです。
確か部品で2万円位で工賃が8000円程度だったと思います。
音を経験したことがある方でしたらわかると思いますが、知らない人だとハンドルが外れちゃうんじゃないかと心配になってしまいますよね。
場所はハンドルのちょうど下あたりのブレーキペダルの近くがジョイント部分になります。
ここがガタガタしてるのですが、運転していると振動が伝わってハンドルがガタガタしてしてきます。
アイドリング中は「ガタガタ、ガタガタ」ものすごく大きい音がしますよ!
その時にハンドルを右か左に半周ほど回転させて音が消えればジョイント部分の不良で間違いないですね。
本当にダイハツはブルブル、ガタガタが弱点です。
軽自動車ムーブの車検でよくある交換部品はドライブシャフトブーツ
軽自動車ムーヴの車検整備見積もりを出してもらうと、高い確率でドライブシャフトブーツという部品の費用が入っています。
ドライブシャフトとは自動車の前輪を駆動するためにミッションからタイヤまでつないでいる棒です。
右側の車輪と左側の車輪をそれぞれ回転させて車を動かしますので、2本あります。
4WD車ですと4か所のタイヤを動かしますので4本です。
そのドライブシャフトは自動車を動かせば必ず回転します。
ハンドルと回せばドライブシャフトの先端が曲がったまま回転します。
ブーツと呼ばれるゴムのカバーでおおわれていますが、ゴムの為、劣化してくれば切れやすいです。
なので車検などの点検時に切れている場合が多い!
ドライブシャフトブーツは切れていると車検は不合格になり、車検証が交付されませんので、この部品は車検費用の節約できる箇所ではありません。整備工場で確実に交換してもらいましょう。

ムーブが急加速時に振動するのは左のドライブシャフトのバランス
アイドリングで停止時に振動するのはエンジンマウントの劣化です。
加速する時に振動するのは左のドライブシャフトが原因です。
揺れ方はハンドルはまったくブレや振動がないのに、車体が左右に揺れる不思議な症状です。
自動車修理に関わってる人で、色々な振動を経験しても、この揺れは不思議な感じがするはずです。
ハンドルにブレがあれば、タイヤやブレーキローターなども考えられますが、無ければドライブシャフトで間違いないでしょう。
車の左右は通常、運転席に乗った状態で判断しますので、左とは助手席側の事です。
L150Sの型式のムーブはこの左のドライブシャフトが欠陥で、部品は改良されて新車装着のドライブシャフトは作られていません。
改良品が販売されていますので、そちらに交換すれば加速時の嫌な揺れは直ると思います。
ドライブシャフトは目で見ても曲がっているのは判断できませんが、私の経験上、リフトアップし、ドライブにい入れてタイヤを空転させるとフニャフニャに見え、曲がっているのがわかりました。
その時に軽くドライブシャフトに触れると曲がっているのがわかりやすいと思いますので、興味のある方は、是非やってみて下さい。
【ダイハツ ムーブ L150S 車検整備費用】
車検費用内訳 | 金額 |
自賠責保険料 |
25070円 |
重量税 |
6600円 |
印紙代 | 1400円 |
検査料 | 9000円 |
整備費用 | 13000円 |
合計 | 55070円 |
ネット予約ができるオートバックス車検が人気です。
車検が近い方はオートバックス車検で無料見積もりを出してもらい、検討するのがおすすめです。
one point
先ほどお伝えした、ドライブシャフトですが、新品ですと部品代金だけで4万円位します。
ドライブシャフト交換工賃は12000円位ですので、合計で6万円という高額な修理になってしまいます。
実は自動車修理部品は安くて良い部品も販売されているのを知っていますか?
リビルト部品と言って、故障部品を回収して修理し、販売されています。
部品によって弱い場所が決まっているため、リビルト部品は弱い箇所を重点的に強くし販売しているのです。
なので、考え方によっては新品以上の性能と言えるでしょう。
リビルトのドライブシャフトは1万円位です。
工賃は変わりませんので、リビルトのドライブシャフト交換費用は合計で25000円位になります。
半分以下の費用でしっかり直せますので、修理依頼するときはなるべくリビルト使用したいと整備担当に伝えることをおすすめします。
なお、部品交換の費用を節約するには車検整備の時に同時に修理すれば工賃が安くなるので、もし乗ることに不便がないようでしたら、車検まで待って車検と一緒に修理してもらう方がお得です。
ディーラーはリビルト品や中古部品の使用をあまり好みません。
安く修理したいのであれば、ディーラー以外の工場に持ち込んだ方が良いと思います。

最後に便利で面白いカー用品とお得な車検情報をお伝えします。
車に電源ソケットとラジオがあればどこでもスマホの音楽が聴けちゃいますね。
会社の車で移動する営業マンは重宝しますよ。
次はお得な車検を紹介します。
>>車検を選ぶならここが1番いいかな?と思います。
理由は加盟店舗数日本一、見積もり無料、おかげ様で私の知り合いも大勢利用し、安かったという意見が1番多かったです。