エンジン警告灯がついてガタガタ振動するタントが多発!!【軽自動車に多いエンスト及びリコール】

夜のタント

タントの警告灯やエンストに関係するリコールを調べる

 

自動車の故障は突然起こります。何か前兆があっても少しくらいの症状では気にしませんが、エンジンがガタガタして揺れたりエンストが1度でもあると怖くて乗ることができません。

あなたのタントが、このような症状になりましたら無償修理に該当するリコールかもしれないです。

タント以外にもダイハツ、スズキ、ホンダ、三菱、日産、スバル、マツダの軽自動車によくある故障事例もお伝えしますので、参考にして下さい。

リコールは自動車整備工場にこちらから話さなければ対象車でも普通に修理し、請求されてしまうこともありますが、車検時ですと、車検に通過したあとに陸運支局からリコールが実施されていませんと言う案内がありますので、調子が悪くなくても、車検に出せばリコール修理をしてもらうことができます。

焦って修理を依頼する前にまずは落ち着いてどういう故障が多いのか調べてみましょう。

 

タントに乗られている方は下記ページも参考にして下さい。

 

 

 



エンストしてしまうタントはクランクポジションセンサーの故障

 

軽自動車の中でも人気のあるタント。それでも不具合はあります。

タントのエンストの場合、クランクポジションセンサー(クランク角センサー)の可能性が大きいです。

しかしクランク角センサーの場合はリコール対象なので、安心してください。

スパークプラグの故障や燃料系の故障ですと、エンストの前にエンジンの調子が悪くなることが多いです。

いきなりエンストしてしまう様な症状ですと、クランクポジションセンサーの故障の可能性が高いと思います。

呼び方はクランク角センサーともいいますが、装着されている場所はエンジンの下側ですので、車両をリフトアップしなければ見ることは出来ません。

この部品は黙視で点検できる物ではないので、専用の故障診断器が必要になってきます。

コンピューター診断とも呼ばれ、持っている整備工場は多いですが、ないお店もありますので、修理に入れる前にインターネットでお店を調べてみましょう。

しかし、エンジン警告灯がつかない場合もあります。

そうなりますと診断機を接続しても異常コードを表示せずに正常だと表示されることあり、警告灯が点灯していないと判断は難しいのかもしれません。

実はタントに限らず、スズキのワゴンRやベンツなども故障しやすい部品です。

しかし、全車両がリコール対象ではありません。

年式が1年違うだけでリコールではなくなる場合もありますし、車体番号が1つ違うだけでも無料修理にはなりません。

しかし、エンジンが高温になる箇所に取り付けられているので、故障しやすい部品です。

残念ながらリコール対象でなければ、有料で修理するしかありません。

 

 

エンジンにとってクランクポジションセンサーは何をやっている?

 

エンジンの中には燃焼室があり、そこをピストンが上下に動いています。

ピストンが上昇した時に空気とガソリンを圧縮させますので、そこにスパークプラグで火をつけると爆発します。

爆発させた力でピストンを下降させ、ピストンを上下させる運動をおこします。

その時のスパークプラグに火をつけるタイミングがとても重要です。

ピストンが上の位置で火を付ければピストンを下に押せますが、下の位置で火をつけると、圧縮されていない下で小さな爆発がおきますので、ピストンが上昇できません。

そうなるとエンジン内部は回転していますので、回転が止まり、エンストしてしまいます。

そのスパークプラグに火をつけるタイミングを合わせているのがクランクポジションセンサーです。

 

タント ホイール回転

 

タントのクランクポジションセンサーのリコール

 

軽自動車のクランクポジションセンサー(クランク角センサー)が故障すると異常なタイミングでスパークプラグの火がつくので、ピストンを止めて、結果エンストしてしまいます。

このクランク角センサーに限らず、リコールやサービスキャンペーンという無料修理がたくさんあります。

調子が悪ければ、まずはメーカーのリコールを調べて下さい。

では次にタントに限らず、軽自動車がガタガタ振動する故障でよくある箇所をお伝えします。

ワゴンR、ライフ、ムーブなど軽自動車でよくある故障個所

警告灯が点灯する原因は大きく分けて2種類になります。

  1. 車が調子悪くなった事によってセンサーが異常を感知して警告灯が点灯する。
  2. 車の調子を管理しているセンサーの故障。

エンジン警告灯点灯に関しては上記2つしかありません。

その他のABSやSRSなどの警告灯はバッテリーの電圧不足などでも点灯する事がありますが、エンジンだけは上記2つしか考えられません。

その2つを解説します。

 

まず1。車が調子悪くなって警告灯が点灯する。

この状態で一番多いのがスパークプラグやイグニッションコイルの点火系統の故障です。

軽自動車の8割近くこの故障ではないでしょうか?

車の調子が悪くなったらまずはプラグとコイルは変えましょう。

診断機でみると失火だとかクランク角センサー異常など、色々出ます。

エンジンが正常に爆発していないので、異常値が出ている部品をコンピューターが教えてくれますが、クランク角センサーが異常と表示されたからと言って何も調べずにクランク角センサーを交換するのはリスクが高いです。

まず、消耗部品(プラグなど)を交換するのは必須です。

その他に多いのはスロットルバルブに付いているエアーコントロールバルブの汚れです。

これは本当に多い!

ここを掃除するだけで調子がよくなる車が多すぎます。

車検でスロットル付近の清掃を義務化した方がいいと思います。

以上が調子が悪くて警告灯が点灯する箇所です。

 

次に2の「センサーの故障で警告灯が点灯する」について解説します。

これは警告灯が点灯しているにも関わらず、エンジン不調がないときに限ります。

エンジン不調が伴えば1の解説を参考にして下さい。

エンジンの調子がいいのに、エンジン警告灯はO2センサーしかないでしょう。

というほど、定番です。

本当に故障が多すぎて昔は2万円ほどしたO2センサーが、今では6千円程度です。

需要があるからなのか、リコールになるのを防ぐためかわかりませんが、これほど値段を下げる部品っておかしいですからね。

以上でよくある故障でした。

警告灯の原因Top4

プラグ、コイル、スロットルの清掃、O2センサー

次は部品を交換しても警告灯が消えない場合のリセット方法をお伝えします。

 

作業後のエンジン警告灯の消し方(リセット)

EFIヒューズの位置

部品を交換してもエンジン警告灯が消えない時って焦りますね。

調子も良くなってるのに警告灯はつきっぱなし。

そういう時は走行して下さい。

走ると消える場合があります。

それでも消えな時は「走行して戻ってきたらエンジンを切る」を2、3回繰り返してください。

それでも消えない時はエンジンルーム内にあるEFIヒューズを60秒以上抜いてください。

EFIヒューズはエンジンルーム内バッテリー横にあるヒューズボックスについています。

それでも消えなければ、残念ながら他にも故障している箇所があります。

ここから先は診断機がなければ、わかりません。

興味のある方は安くはありませんが、スキャンツールを買うのもいいでしょう。

車の内部情報が見れるので、意外と面白いですよ。

アイドリングストップしない」のページでもスキャンツールの使い方を少しだけ説明しています。

参考にどうぞ。

 

最後に面白くて便利なカー用品と安くて安心な車検をご紹介します。

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