ラパンのエアコンが効かない!99%この部品が故障している HE21S

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エアコンの修理代は高いがラパンは安く直る!

10年位前まではカーエアコンが故障すると修理代に10万円から20万円位かかりました。

高級車ですと30万円を超えることもありましたが最近では10万円を超えることは少ないです。

昔に比べて制御系のレベルが上がり、1つが故障すると、他の関連部品の故障を防ぐために、機能を強制的に止め、保護している事が大きな理由だと思います。

他にも安くなってきている理由はあります。

現在はネットが普及し、車関係の職業でなくてもネットで知識をえて整備士並みの判断が出来るからです。

その為、昔の整備工場はどんな部品でも同時交換をすすめたり、本当は不要でも、利益確保のために理由を並べて部品を追加で交換してしまうなどの利益優先の整備工場が少なくなりました。

情報が身近にあると消費者は便利です。しかし、情報が自由に発信できるため、間違った情報も多くあるので注意も必要です。

このページを見て少しでも修理費用を安くしていきましょう。

なおラパン以外の車種は車種メーカー別エアコンが効かない原因を参考にして下さい。

 

ラパン&スピアーノはエアコンガス漏れが99%

外したエキスパンションバルブ

スズキのラパン及びマツダのスピアーノのエアコンが効かない故障はエキスパンションバルブからのエアコンガス漏れが99%!

エキスパンションバルブは略してエキパンと呼ぶ方が多いです。

その他にスズキ車でエアコンが効かない場合、無料修理の可能性もありますので、パレットのエアコンが壊れたの記事も参考に見て下さい。

カーセンサー掲載店でお車を購入された方は無料で直るかもしれません。詳しくはこちらをご覧ください

中古車の走行距離10万キロ越えのリスク【修理無料のカーセンサー保証で限界突破】

 

エキスパンションバルブとは

自動車のエアコンガスが流れる箇所の構成部品はコンプレッサー、コンデンサー、エキスパンションバルブ、エバポレーター、レシーバーなどです。

電気的にはコントロールユニット、圧力スイッチ、コンデンサーファン、ブロワモーター、マグネットクラッチ、ヒューズ、リレーです。

  • コンプレッサーはエアコンガスを圧縮してサイクル内に流す役目をしています。
  • コンデンサーはガスを貯めて、ファンで冷やす物です。
  • エキスパンションバルブは圧縮されたガスを室内のエバポレーターに開放します。

エキパンは室内にガスを解放と言っても本当に室内に噴出するわけではありません。

室内に装備されているエバポレーターという入れ物に噴出します。

その時の気化熱を利用して冷やします。

ラパンはそのエキスパンションバルブがとても弱いため、隙間からガスが漏れてガスがなくなります。

その状態でコンプレッサーを回し続けるとコンプレッサーがガス不足で内部破損につながる為コンプレッサーを強制停止します。

なお、エアコンの臭いが気になる方はこちらのページをご覧下さい。

エアコンのタバコやペットの臭いを消す洗浄方法

エキパン 取り付け位置
赤丸の奥にエキパンが付いている

 

エアコンコンプレッサーの交換は間違い

良く間違われるのが、コンプレッサーが動いていいないので、コンプレッサーを交換してしまう事です。

コンプレッサー交換費用は工賃、部品を合わせると10万円位かかります。

そしてコンプレッサーを交換した後はガスを必ず補充します。

補充したばかりはガスが満タンに入っているので、エアコンは正常に作動しますが、エキスパンションバルブからガスが少しずつ漏れているため、1週間程度でガスが減り、エアコンの効きが悪くなります。

 

エアコンの効きが悪い再修理

エアコンを修理したのに徐々にエアコンの効きが悪くなるのはガス漏れの証拠です。

最終的にはガスが無くなってしまい、コンプレッサーがまた動かなくなってしまうのです。

修理に出した人は直した箇所がまた故障したと思ってしまいますが実は違います。

なぜかというと、最初からコンプレッサーではなく、エキパンの故障だからです。

そこで初めて別の箇所を調べてもらえますが、お客様への説明は「エキパンも壊れていた」、「コンプレッサーを交換したらエキパンに負担がかかって壊れた」などという回答が返ってきます。

最初にしっかり故障診断し、エキスパンションバルブのみを交換していればもっと安く直ったはずです。

しかし、同じスズキ車でもワゴンRはコンプレッサの故障がとても多いです。

ラパンもワゴンRも同じスズキ車なので、ワゴンRのエアコンのページも参考に見てください。

 

 

リレーとヒューズの点検は基本!

その他のよくある故障はリレーですね。

これが本当によく壊れます。

調べるのはものすごく簡単なので、1番最初にリレーを点検するのもいいでしょう。

エアコン関係のリレーは3個ほど使用してますが、壊れるのは、コンプレッサーリレー、電動ファンリレー、ラジエーターファンリレーです。

ラジエーターファンリレーが壊れると、エアコンが効かなくなる前にエンジンがオーバーヒートするので、車自体が故障で動きません。

リレーはエンジンルームのバッテリー付近のヒューズボックス内にあります。

ラパンのヒューズボックス
赤四角がヒューズボックス

ヒューズボックスの裏を見るとコンプレッサーを表す「cmp」ですとか電動ファンを表す「fan」など、略した名称が記載されているので、雰囲気でこのリレーはコンプレッサーかな?とかファンかな?など、想像を働かせて見てください。

 

リレーが故障しているか判断する方法

リレーを見つけましたら、試しにエンジンを作動させるのにまったく関係のない、同じ形状のホーンリレーやヘッドライトリレーなどと交換してみてください。

リレーの配置
1.コンプレッサーリレー 2.ファンリレー

そこでエアコンが効くようならリレーを交換するだけで直ります。

別の点検方法も教えますが、これは雑な方法なので、あまり公言しないで下さい。

その方法とはズバリ、リレーをハンマーで軽くコツコツ叩く!

まるで昭和のテレビ状態ですが、本当に直ります。

でも一時的な回復なので、また動かなくなるでしょう。

いずれにしてもリレーの交換だけで直れば、たった1500円!!

最初に点検してみる価値ありますね。

 

 

AC修理参考価格

エキパン エアコンガス 工賃 合計

ラパン エアコン

修理費用

3800円

1000円×2本

=2000円

 

4500円 10300円

 

 

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左のエアコンがぬるい時

エアコンガスが少なくなってくると運転席側と助手席側の前に付いているエアコンの風の吹き出し口温度が違ってきます。

どちらかが冷たく、どちらかが温いです。

右側、左側の温度差がでてきましたらガスが減っている証拠です。

ガスは漏れている以外に減ることはありませんので、どこかに漏れが生じています。

この症状があらわれましたら漏れを疑い、エキスパンションバルブ付近を見て下さい。

ガスが漏れた後は油で汚れたようにベタベタしているはずです。

 

 

オートバックスのガス補充工賃

エアコンに限らずディーラーに修理に出すと請求金額が予想以上に高い時があります。

しかも、中古部品や再生部品をあまり使わないので、どうしても高額になります。

ディーラーは信用できますが、用品取付や、安く済ませる修理の提案などは民間整備工場に比べるとかなり劣っています。

そこで私のおすすめはオートバックスなどのカー用品店!

エアコンガス補充:2200円~

 

オートバックスならエアコンガス補充も車検も安くて安心です。

オートバックスの工賃表も参考までに見て下さい。

なお、修理するなら車を買い替えた方がお得な場合もあります。

高く売るなら一括査定がおすすめですが、デメリットもある為、「車一括査定をやってみた感想」のページも参考に買い替えを検討してみてください。